骨格ケアセンターの渡邊英司です。


胸郭出口症候群とは、頚部から上肢までの、腕神経叢の障害です。
腕をあげる動作時に、上肢の痛みや手のしびれ、または握力低下や動かしにくさ他、前腕部の冷感症状が出る事もあります。


これらの症状が現れる人の特徴として、いかり肩や、なで肩などの姿勢が関係しています。
全く正反対の姿勢なのに、どうして同じ症状が現れるのかというと、いかり肩は、首や肩の筋緊張が亢進して斜角筋隙が狭くなる事で神経障害が起こります。


逆に、なで肩だと、鎖骨と肩甲骨が本来の位置より下がるので、腕神経叢に牽引力が加わるために神経障害が起こるのです。
胸郭出口症候群は、男性よりも、女性のが多く発症しているように感じます。これは、女性に、なで肩が多いせいかも知れません。


どちらの姿勢か分かりにくい人は、それぞれの姿勢を強調する事でも判断できます。
私の症状に対するアプローチ法は、いかり肩には、斜角筋を緩めて、腕神経叢の圧迫を緩和したり、場合によっては僧帽筋の緩和操作を行います。
なで肩の場合は、肩や鎖骨を本来の位置に戻すために、小胸筋の緊張緩和と、僧帽筋や菱頚筋群の筋力を高めるエクササイズも行います。


筋緊張や筋力低下が起きていて、筋力トレー二ングやストレッチを併用する場合は、先にストレッチ、次いで筋トレという順序で行います。
いずれにせよ、症状の放置期間が長ければ長いほど、筋委縮が進んで改善しにくい状態になりますので、早めのケアが大切です。