「首の痛み」の記事一覧

歯ぎしり・食いしばり

首の痛み 肩こり・首こり

歯ぎしりや食いしばりの原因の多くはストレスといわれています。食いしばりが続くと慢性的になり、頬っぺの内側を噛んだり、首肩のこりが続いてしまいます。 また、歯の詰め物が取れやすくなったり、頬の筋肉の緊張で、顔が大きく見えてしまいます。 ストレス以外の原因では枕が合わないという人もいます。合うものがなくて、オーダーしたという話も聞きますが、それで改善したという話はあまり聞きません。これは、オーダー枕が悪いのではなく、首や肩のコリが酷い時に、枕を合わせているからだと思います。首が悪い状態では、首の可動域が狭くなっていて、頚椎の弯曲が歪んでいるはずです。 その状態で枕合わせをすれば、悪い形に合わせた枕が出来上がってしまいます。それだと、せっかくのオーダーが無駄になるだけです。順番としては首の緊張を取除いてから枕合わせをするべきなのです。また、歯ぎしりや食いしばりの強い人は、高めの枕よりも低めの方が症状を軽減します。なぜかというと頭部が持ち上がると、顎を引いた状態になり、顎に力が入ってしまうからです。花粉症などで鼻詰まりがある人や、寝ながらスマホや読書をする人は、姿勢にも気を付けましょう。 …

小中学生に増えてる首の不調

首の痛み 肩こり・首こり

今までは身体の痛みのトップは腰痛でしたが、ここ数年は腰痛を超えて首の痛みで来院する人が増えています。首の不調の要因は様々ですが、最も多いのは姿勢での影響です。 猫背姿勢を例にすると、背中を丸めた姿勢をしていれば、自然に顎が前に突き出してしまいます。成人の頭の重さは6キロ前後あるので、首を最大角度の60度まで傾けた場合は、首に27キロ程の負担がかかります。 その負担は後頭部周辺の筋肉群に緊張状態を作り出し、負担が蓄積したまま首を動かし続けていると、関節軟骨が肥大増殖していき、骨に棘状のでっぱり(骨棘)が現れる事があります。 骨棘が出来ると神経の通り道が狭くなるため、神経が圧迫されやすくなります。また、椎骨動脈の血流が悪くなると、目眩、耳鳴り、頭痛などが出やすくなります。 首の負担を減らすには、頭が背骨の上にバランスよくのる姿勢を保つことが望ましいのですが、現代のようにスマートフォンが欠かせない時代になると、うつむき姿勢をしない方が難しくなります。特に小中学生は、スマホゲームに夢中になって何時間も下を向いているという話も耳にします。 辞めるのは無理としても、合間には姿勢を正して首の負担を減らしたり、軽い運動をして筋肉が硬直しないようにするなどの対策をしないと、近い将来には、首の不調は国民病のように増えるかも知れません。 …

首の痛み

実際の症例 首の痛み 腰痛

首の痛みには、いくつかの異なる疾患や原因があります。 むち打ち症、ヘルニアなどの疾患や、姿勢や先天的な骨格の並列が関係するストレートネックやスマホ首まで、また、単純な原因だと枕の不一致もあります。 こういった異なる痛みでも、負担のかかる箇所は共通している事がよくあります。 頚椎1、2番が硬くなると、首の動きが全体的に悪くなりますが、その時の不具合は、左右どちらか片方の関節に拘縮や引っ掛かりが起きています。 全体的には右利きが多いので、引っ掛かりは右上部頚椎にあることが多く、その部位の動きを改善してあげると、本来の可動域が回復します。しかし、この上部頚椎は腰仙関節にも影響するため、横座りをする女性に多い腰痛では、首の歪みが症状を悪化させている事がよくあります。もちろん、逆もしかりで、腰痛持ちは首の痛みが出やすいともいえるのです。 では、首の痛みは、上部頚椎と腰椎だけ調整すればいいのかというと、それも間違いです。 首は胸椎と連動し、胸椎は肩の動きにも影響します。 肩が硬くなると、腕や手にも影響するため、繋がり全体を検査しなければいけないからです。 仮に、一部分の調整で痛みが減少したとしても、それが大元とは限りません。本当の原因を見つけ出して取り除かない限り、根本改善にはならないのです。 …

クラシックバレエ(スポーツ障害)

首の痛み 肩こり・首こり 背中の痛み スポーツ障害

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 バレリーナの身体は柔軟で痛みや違和感など無縁に思えますが、クラシックバレエはつま先立ちで足趾にかかる負荷と股関節を外旋させての動作が多いため、下肢の疼痛が起きやすくなります。また、体幹を軸に回転動作を繰り返す事でストレートネックやストレートバックになりやすく、首や背中の疼痛や肩こりが出ることもあります。 長年、バレエを続けている人の足趾は屈筋が優位に働き、アキレス腱も通常より硬く感じられますが、ベテランの人のアキレス腱が硬く感じるのは鍛錬による支持性の高さで、短縮などの制限が起きているものとは違います。 バレリーナの綺麗な姿勢から、様々な症状が出ることは想像しにくいですが、バレエ独特の動きから考えればごく普通のことかも知れません。私がみてきたバレリーナは先生クラスの方が多いのですが、足趾の調整を単独に行なった後、足関節、膝、股関節への連動を促した後に体幹の調整をするとパフォーマンスUPに繋がるようです。 …

むちうち症(頚椎捻挫)

頭痛 首の痛み 肩こり・首こり 手足の痺れ 姿勢

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 むち打ち症は、交通事故やスポーツ活動などによる外部の衝撃を受けて発症します。 症状には頭痛や、首肩の凝り、吐き気、めまい、手のしびれなどが出る事がありますが、発症後すぐに出る人と、時間が経過してから出る事があります。 私もオートバイ事故で重度のむち打ち症を経験しています。当時は強烈な頭痛が二年も続き、首や肩は石のように硬くなっていました。現在も時々症状は出ますが、栄養、筋トレ、自己調整で何とかしのいでいます。 栄養面で大切なのはたんぱく質ですが、これはプロテインで補えます。筋トレは、首を直接鍛えると、かえって症状を悪化させる事があるので、軽いダンベルなどで肩の上下運動で僧帽筋を鍛えることをお勧めします。 頚椎上部の緊張が高まると、全身が筋緊張して症状を悪化させる事になので、日頃の姿勢や枕にも注意が必要です。また、首の屈曲動作に障害が出ている場合は胸椎の調整、伸展動作は頚の舌骨の動きを調整すると効果的です。舌骨の調整は直接的ではなく、上下の筋をストレッチさせるイメージで行ないます。 ※頚椎の前に飛び出ているのが舌骨 以上をまとめると、たんぱく質摂取、僧帽筋群を鍛える、上部頚椎、胸椎、舌骨を緩めるになります。 …

関節痛と脱水症

関節痛 首の痛み 腰痛

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 体の痛みで訪れる人の大半は関節と筋肉が硬くなっています。そして、その多くの人が水分摂取量不足と感じています。水分摂取量が足りないと、血液が不足して、血流が悪くなり、老廃物が排泄しにくくなり“コリ”の原因になる他、体内から電解質が失われます。電解質が失われると、神経や筋肉に影響が出て、“足がつったり、しびれや脱力感”が現れる事があります。 人間の体の60%は水分で、その多くは筋肉に蓄えられます。筋肉に蓄えられた水分が不足すれば、関節と筋肉の弾力が低下します。 例えば、“ぎっくり腰や寝違い”は、全身疲労がきっかけで起きる、筋膜の損傷が多くあります。 これは患部にかかり続けた“負担の蓄積”が主な原因ですが、そこに脱水症状が重なると、さらに発症リスクが高くなります。 ぎっくり腰や寝違いが多い季節が、“夏と冬に集中”しているのも、それを物語っている気がします。この事から、脱水が関係する症状は、こまめな水分補給をする事を前提に、施術をしないと、改善には時間がかかってしまいます。 一日に必要な水分量は、体重の30分の1です。 成人なら、少なくても1日2リットル以上が必要です。あまり、水を飲まない人には大変な量ですが、いつでも飲める所に置き、目に付いたら飲むようにすると、少しずつ飲めるようになります。また、お茶やコーヒーは、体に良いとされてますが、利尿作用があるので、脱水ぎみの時は飲む量を控えましょう。 …

頸椎ヘルニアと頚椎症

首の痛み 肩こり・首こり 手足の痺れ

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 今回は首痛の原因となる、頸椎ヘルニアと、頚椎症について。頚椎ヘルニアは加齢でなるものと外部の衝撃を受けてなるものがあります。 頸椎の老化は、20代から始まる為、発症は40代が多いようです。椎間板は老化すると水分が減り弾力がなくなります。弾力がなくなると衝撃耐性が弱くなり発症原因になるのです。 外的要因で起きるヘルニアは、ムチウチ症がきっかけになる事があります。頸椎ヘルニアによる症状は、首を後ろや横に倒した時に、神経根が刺激されて、腕に痛みや痺れが現れます。ヘルニアが飛び出る方向で、圧迫される神経が異なり、真後ろなら脊髄が圧迫されて、両手足がしびれる為、歩行に障害が出ます。 外側に飛び出した場合は、片側に症状が出ます。また、神経根と脊髄の両方が圧迫された場合と、神経根だけが圧迫された場合で、痺れる箇所や症状の程度が異なります。頸椎5番と6番の間にある、第6頸神経が圧迫された場合は、前腕から親指にかけてのしびれが現れます。 頸椎症も症状や発症の仕方がヘルニアと似ているため、症状がある場合は整形外科でX線やMRIで調べる事が出来ます。 頸椎ヘルニアや頸椎症と診断されると、原則は保存療法です。保存療法には牽引やカラー装着による固定、温熱療法、マッサージ等がありますが、早期の段階なら手術に至らず軽快します。しかし、保存療法が有効な場合とそうでない場合があります。 例えば、器具による牽引は首全体を引っぱります。しかし、癒着した箇所は硬くなっているため、全体的に牽引すると、何でもない箇所が引き伸ばされてしまう事が多いのです。また、カラーを長期装着しなければならないケースは、注意しなければいけない事があります。 一つは首の筋力低下が起きて、症状の悪化に繋がる事があります。もう一つは、カラーを手放せなくなる事です。どちらも、筋力低下に繋がる事ですが、重い頭を支える首の筋力低下が起きると、回復するまで首や肩の凝りに苦しめられます。そうならないためにも、早期改善に心掛ける必要があるのです。 …

巻肩になる3つの要因

首の痛み 肩こり・首こり 肩の痛み 腰痛 姿勢

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 不良姿勢の一つに巻肩があります。その多くは猫背姿勢でなるのですが、逆に、巻肩が猫背を作り出す事もあります。 巻肩とは、肩が内巻きに入り込んでいる姿勢です。真上から見ると、両肩がU字型になりますが、人によっては、片方だけ大きく入り込む人もいます。 巻肩の要因は3つあります。 例えば、立位姿勢、座位姿勢、寝姿勢のそれぞれで、起きる原因が異なります。 立位姿勢から不良姿勢になる事は比較的少ないのですが、ゴルフのように、クラブを握る姿勢は巻肩を作りやすいスポーツの一つです。ゴルファーにとって、巻肩は胸椎の回旋動作に影響するため、手打ちになって飛距離が伸びなくなったり、回旋動作に無理が生じて、腰痛を発症する事もあります。また、音楽活動をするボーカルの場合は、胸筋の緊張で声量が出なくなる事も考えられます。 不良姿勢の大半は、座位姿勢が原因になります。立位姿勢と比べて、座位は接地面が広いため、楽な姿勢がとりやすいためです。背もたれのない椅子に腰かけて力を抜くとわかりますが、背中が丸まり、両肩と顎が突き出て、首が反るはずです。このように、座位姿勢は猫背の原因と同時に巻肩を作り出すのです。 3つ目は寝姿勢ですが、これには、仰向け(背臥位)、横向き(側臥位)、うつ伏せ(腹臥位)があります。寝姿勢で巻肩になるのは横向きです。横向きに寝ると、下になる側の肩は前方に入りこんでしまいます。寝ている時間は長いので、肩甲骨周囲の血行不良が起こり、手のしびれや、一時的に感覚が麻痺する事もあります。 巻肩による症状は、首や肩のこり、痛み、痺れ、麻痺などがあります。また、運動能力の低下なども起きるので良い事は一つもありません。逆に、少しでも改善すれば、症状が緩和して、運動機能の向上が期待できます。 それと、巻肩の改善で両肩を後ろに引いてストレッチする事が多いですが、緊張の高まった胸筋群は簡単には緩みません。多くの人が、見える所ばかりを動かそうとしますが、本当のポイントは他にあるんです。 …

患部に原因が見つからない理由

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こんにちは 渡邊英司です。 患部に原因が見つからない理由。 それは、原因が患部以外にあるためです。 転んだり、ぶつけたりすれば、原因はハッキリしていますが、身に覚えのない痛みだと、病院の検査で異常がみつからない事のが多くあります。これは、原因がないのではなく、見つけられないのです。 怪我や炎症などを除くと、痛みの多くは動いた時に現れます。しかし、レントゲン検査は、痛みの出ない静止した状態で写します。原因を探すには、疼痛が現れる動きを再現する必要があります。 人の動きは前後屈、左右側屈、左右回旋の六通りで出来ています。複雑な動きは、それらが複合して可能となります。そのため、それぞれの動きに分ける事で、どの動きが悪いかがわかります。 例えば、前屈動作がいかないのであれば、それに関連する箇所を疑い、機能障害が起きているかを検査します。また、痛みが瞬間的か、持続的かによって、筋肉なのか、関節なのかも推測できます。これらの様々な情報を得る事で、日常での体の使い方から動きの癖がわかるのです。 多くの場合、機能障害が起きている箇所は、自分で動く分には痛みを感じません。これは、痛みを感じるまで動かないからです。その代わり、他動的に動かしたり、押圧すると痛みを感じる事が多くあります。 逆に、機能障害の起きていない箇所は、動きの少ない関節を庇うために、過度な負担がかかります。 それが、関節および、その周辺組織に負担を与えて、痛みを発症するのです。 痛みは患部だけを見ても見つかりません。原因は患部以外にあるからです! …

首の不調が下肢に与える影響

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骨格ケアセンターの渡邊英司です。 今回は、かなり重度の二次障害の症例です。 その症状とは、膝の曲げ伸ばしが出来ず、痛みで正座もしゃがむ事も不可能というものでした。 病院でMRIとレントゲンも撮り、その結果は、看側でないほうに変形性膝関節症が認められ、看側は異常なしとの事でした。 そのため、病院の診断は神経痛と言われたそうです。過去には腰痛があり、レントゲンでは、腰椎3、4、5番の変形が確認されているとの事でした。 しかし、今回は、腰痛は一切出ていませんでした。私が不思議に思ったのは、看側の脚は異常がないと言われている事です。 私の目には、両足とも変形しているようにみえた事です。 検査で異常がないという事なので、そのまま施術を続けましたが、首が異常に硬くて、腰仙関節に影響している事がわかりました。 首と腰には相関関係があるので、首の不具合が腰に出る事はよくある事です。 例えば、膝が悪ければ、連動する股関節という感じですが、首が下肢に大きな影響を与えているケースは始めてでした。 こういうケースは滅多にないですが、首が腰に、腰が股関節に影響して、股関節から膝にという事なのでしょう。 要するに、二次障害が連鎖した結果なのだと思います。 ここまで、連鎖する事があるという事です。 …

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