「実際の症例」の記事一覧(2 / 2ページ目)

ピア二ストと姿勢

実際の症例 姿勢

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 ピアノを弾く時は、姿勢が重要と、あるピアニストから聞いた事があります。 また、過去に施術を受けに来られたピアニストのコンクールを鑑賞しに行った事もあります。 その時感じたのは、上手な人は、みんな姿勢が良かった事。 手先に重心が乗らないため、常に安定した音を出していました。 また、指先と鍵盤の間に糸が見える感じもしました。 逆に、姿勢の悪い人は、音に柔らかさがなくて、鍵盤をたたいている感じがしました。 職業柄、姿勢や動作に目が行く癖がありますが、あらためて姿勢の重要性がわかりました。 ピアノが上手く弾けない方は、一度、骨格矯正を試してみてはいかがですか? …

歌と姿勢の関係

実際の症例 首の痛み 姿勢

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 発声には姿勢が大切な事はボイストレーニングをされている方なら知っていると思います。 これは、ボイストレーニングに限った事ではありませんが、先日、姿勢が悪くて声が出ないと言って来た方がいました。 その人が言うには、歌の上手な人はみんな姿勢が良いそうです。 それを聞いて、知人のミュージシャンで、首が痛くて声が出ないと言ってたのを思い出しました。首が悪くなる原因で多いのは巻肩によるものです。 背中を丸めていると、肩が内側に入り込んで大胸筋群が緊張するので、肋骨の動きも悪くなります。当然、横隔膜の動きにも影響します。また、顎を突き出す姿勢になるため、喉にも良くない事が想像できます。 自分が歌うなら、どういった姿勢が声を出しやすいかとイメージしながら調整してみました。 かなり、肋骨の動きが悪くなっていたので、胸筋の緊張が緩んで胸郭が広がったのでしょう。 呼吸もしやすく、息がすいやすいと喜ばれていました。 思いもよらない所に、矯正に役立つヒントが転がっていると思いました。 …

不調改善に筋トレは必要?

実際の症例 膝の痛み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 不調の改善に筋トレは必要? 答えはYES!ですが・・・筋トレをするには条件がいります。 第一が動ける事。動けない人にやれといっても無理です。そのため、どこまで動かせるかが重要です。 不調を長いあいだ放置していると、悪化して、さらに痛みが強くなったり、二次障害に繋がったり、強直と言って固まってしまう事もあります。 高齢者だと、筋力低下で出来ない人もいますが、今後、ますます高齢化が進むので、老化を待つのではなく遅らせる事が大切だと思います。 ここでは、痛みで動けない人の筋トレ方法を紹介します。 例えば、膝の痛みで、曲げ伸ばしが出来ないケースがありますが、こういった人に無理矢理、膝の曲げ伸ばしをさせる事は出来ませんし、やってもいけません。 部位のみであれば、疼痛の出ない状態で、膝を伸ばしたまま足の上げ下げをすれば良いのです。 運動から遠ざかている人だと、若くても力が出なくなっている人もいます。 その場合は、自重での動作練習を行います。 動けない人には、日常動作も筋トレと同じなので、鍛えさせたい箇所に利くように誘導するだけでも効果があります。 注意する点は、痛みがあると庇って動くので、きちんとした軌道で動かないため、しっかり補助してあげる事が必要です。 また、動けない人に最初からやらせるのではなく、ある程度動けるまでは、手技で導いてあげなければいけません。 …

触れる事も出来ない痛みの正体 (筋筋膜性疼痛症)

実際の症例 背中の痛み 腰痛

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 これは、実際の症例の一つですが、学生の背中から腰部にかけての痛みです。 最初はただの腰痛と思っていたけど、数日が過ぎても回復の兆しがみえず、痛みは強くなるばかり。 当センターに来た時には寝返りも打てない程の痛みで、夜も眠れなかったそうです。 痛みが強すぎて動作検査の殆どが陽性に出てしまう程でした。 また、触れるだけで痛がるため、施術どころか、力が抜けなくて筋緊張を高めてしまう恐れがあったので、病院での検査を勧めました。 こういった症状は何度か経験していますが、おそらく筋筋膜性疼痛症だと思います。 これは推測ですが、運動部での練習は、筋肉痛が回復する前に、筋肉に負荷をかけてしまいます。 特に、試合前だと休む事が出来ないため尚更です。 たかが筋肉痛といえども、回復する前に負荷をかけると、血流障害が起こり、筋肉が拘縮して痛みが出続けてしまいます。 そして、痛みは一部位から周辺範囲に広がってしまいます。 実際に、彼女の腰痛は、腰だけでなく背中の上部にまで広がっていました。 激しい運動をしていないつもりでも、小さな負担が積み重なった結果だと思います。 筋筋膜性疼痛症は、椎間板ヘルニアや線維筋痛症と間違われる事もあります。 万が一の悪化を避けるには、しっかり検査をした上で、異常がないとわかってから施術を受けるのがベストです。 …

骨盤矯正で本当に痩せるのか?

実際の症例 姿勢 痩身

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 骨盤矯正は本当に痩せますかという質問がありましたので、過去の実例でお答えします。 ①入らなかったジーンズが履けるようになった ②矯正後に体重が落ちた ③ポッコリお腹がへこんだ これは、本人から聞いた事なので嘘はないと思いますが、補足させていただくと①と③は前かがみで、お腹周辺に集まっていたお肉が、姿勢が良くなる事で分散した事が考えられます。 ②の体重に関しては、一日で変わるとは思えませんので、精神面でも綺麗になりたいと思い食欲を抑えたのではないでしょうか?ません。 骨盤矯正というと、産後の女性だけがやるものとか、ダイエットのためにやるものと思われがちですが、そればかりではありません。 骨盤は、体の土台となる重要な部分です。 骨盤は歪まないという専門家もいますが、実際には仙腸関節で、3~5ミリ程の歪みが生じ、恥骨結合部では、2ミリ以下の歪みが生じる事がわかっています。 歪みの多くは仙腸関節の回旋です。 仙腸関節が回旋すると、反り腰になったり脚長差が生じたりします。 また、骨盤の歪みは股関節や腰椎と連動するので、体全体が歪んでしまいます。 今回のテーマである骨盤矯正に痩せる効果があるかというと❝あり❞です。 但し、あまり体を動かさない人は効果を感じないかも知れません。 骨盤矯正をしたから痩せるのではなく、骨盤の動きが良くなれば、運動時に脂肪燃焼効果が高まるからです。 骨盤の動かない人は骨盤が硬くなりやすいために、代謝が良くならないのです。 学生であれば、授業に体育があるので、誰でも最低限の運動をしますが、社会人になると、運動不足になりやすく、特に事務仕事などで座りっぱなしの人は骨盤周囲が硬くなり、脂肪が蓄積しやすくなります。 中年期から下半身だけが太りだした人も少なくないと思いますが、骨盤の動きが正常であれば、各関節との連動がしやすくなり、脂肪も蓄積しにくくなるのです。 そのため、運動でダイエットに挑戦する人であれば、骨盤矯正はかなりお役に立てるはずです! …

踵の痛み

実際の症例 足の痛み スポーツ障害

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 踵に痛みが現れる障害の1つに、シーバー病(踵骨骨端症)というのがあります。 シーバー病は、スポーツをする10歳前後の男の子供に多い障害です。 主な症状は、踵の腫れや圧痛、体重をかけた時の踵の角の痛みです。 子どもの踵骨後方部には成長軟骨があり、その後方骨端部分は血行が少なくなっています。 踵骨端にはアキレス腱が付着しているので、運動などで繰り返してアキレス腱が引っぱられると、血流障害が起こして発症すると言われています。 つい最近の事ですが、当院に似たような症状で、2日にわたり、2名の小学生が来ました。 いずれも10歳前後の男の子でした。 施術を通して感じた事は、2人とも、アキレス腱が硬いという共通点がありました。 二人とも、20度の傾斜のストレッチボードに真っすぐ立つ事が出来ませんでした。 アキレス腱が短縮した状態になると、踵骨と距骨間の遊びが消失してしまい、背屈制限が起こります。 ハムストリングスが硬くなり、前屈制限が起こります。 この場合、踵骨だけではなく、どの箇所に前屈制限が起きているかが重要です。 アキレス腱の柔軟性は、しゃがみ込み動作が、20度の背屈で可能とされていますので、それを目安にすると良いでしょう! …

仙腸関節炎

実際の症例 腰痛 骨格や骨盤の歪み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 仙腸関節は、仙骨と腸骨を結合する関節です。 一般的には、骨盤にある関節と言った方がわかりやすいかも知れません。 骨盤は大きな関節なので歪まないと言われてますが、実際には僅かですが、回旋というズレが生じます。 例えば、脚組をする人だと、上に乗せる側の腸骨が後方に歪みやすくなります。 後方にズレた側の足は、見た目上で短くなります。 脚長差が3cmまでのズレは問題ないと書籍で読みましたが、脚長差が生じると、歩行時の足部の着地点が変わったり、立位での重心のかかり方にも影響するので、体全体が歪みやすくなります。 仙腸関節のズレを放置していると、炎症による腰痛が出る事もあります。 その他に、強直性脊椎炎という原因不明の病気で、仙腸関節炎になる事もありますが、こういった特殊な例を除くと、大半は仙腸関節の遊びが回復すれば解消します。 実際に、仙腸関節の痛みで来られた方で、軸足側の関節と周辺組織が硬くなりすぎて、反対側の関節が緩んでズレてしまうケースがありました。 こういったケースだと、歪んだ箇所だけ整えても、すぐに歪んでしまいます。また、仙腸関節の不具合が、仙腸関節だけでおさまってはいないので、どんな症状でも全身の調整が必要なのです。 …

筋肉疲労による腰痛

実際の症例 腰痛 姿勢 スポーツ障害

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 上半身を支えている腰には、常に負担がかかり続けます。 とくに、同じ動作を繰り返したり、前屈みでの職業やスポーツをする方だと、腰にかかる負担はそれ以上なので、疲労性の腰痛が起きやすくなります。 筋肉疲労が原因となる腰痛は、筋肉の張りや重怠くなる他、筋肉に炎症が起きる事もあります。 こういった腰痛はレントゲンで異常が確認できないため、ビタミン剤、痛み止め、湿布などで処置する事が殆どですが、疲労性腰痛の多くは、姿勢が関係しているので、普段の姿勢に気を付ける事が大切です。 職業的な事が関係しているのであれば、机や椅子の高さを調節したり、スポーツ動作であればフォームを改善して、使う部位への意識改革が必要になります。 また、スポーツであれば、フォームが間違っているケースも少なくありません。 どんな職種やスポーツも、五体を動かす上で、体の構造上の動きは同じです。 構造上の動きに逆らった動きをしていれば負担がかかる事は明白なのです。 動きを変え、物の配置や高さを変えるだけで、負担は最小限に抑えられるのです。 …

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