骨格や骨盤の矯正をした事のある人なら、左右の足の長さが違うと言われた人は少なくないでしょう。


左右の脚の長さの違いの原因には、構造的なものと、機能的なものがあります。


構造的な問題で脚長差が生じているケースには、骨形成時に生じた損傷や外傷性の損傷、あるいは立ち方や日常での癖による内外半などがあります。


構造的な脚長差の簡易検査は、ベッドに背臥位(仰向け)になって、膝を曲げて高さを見る方法があります。


この時に、膝の高さが違うと、構造的なものと判断されますが、あくまでも簡易検査なので絶対ではありません。


なぜなら、膝の高さが矯正後に揃う事があるからです。



次に、機能的な脚長差とは、腸骨の前傾や後傾で生じます。


後傾した側の脚は、見た目上で短くなり、前傾した側の脚は、見た目上で長くなります。


この場合、後傾した側を前傾方向に矯正するか、前傾した側を後傾側に矯正するのですが、脚長差が生じてから、何日も経過している場合だと、筋肉に癖がついてしまうので、すぐに戻ってしまったり、矯正後に、いつもの生活に戻った事で、新たに歪んでしまう事もあります。


また、足首の内外半での脚長差があるかの検査は、腹臥位で足首のしわで見る事も出来ます。



ここで気を付けなければいけないのは、構造的な脚長差と、機能的な脚長差は異なるという事です。


何でも揃えればよいのではなく、構造上の問題でズレているのか、不良姿勢や筋肉などの癖でズレているかを判断しなければいけません。


しかし、構造的な問題でズレている人の多くは、構造的な問題だからと諦めている人も大勢いるのです。


体が歪めば、関節は遊びがなくなるために、弾力不足になります。


衝撃吸収能力が減少するから、体に負担がかかり、歪みやすくなるのです。


しかし、動きの悪い関節に動きを付けてあげるだけで、ズレて戻らない関節が戻りやすくなり、ズレていても痛みや違和感が緩和するのです。


例えば、ネジをイメージしてみて下さい。


錆びて動かないネジを放置しておけば、さらに動かなくなり、無理に動かせばなめてしまいます。


しかし、そこまで行く前に緩めて、油を指しておけば、その後はメンテナンスがしやすくなります。


人の関節も同じです。


時々、動かしてあげるだけでも、栄養供給が促されて、油をさした状態が保たれるのです。