世の中には、人間離れした才能をもって生まれてくる人もいますが、多くの場合は人の倍以上の努力を積み重ねてきた人達です。

一般の人達の目には、テレビに出てくる有名な人しか見えていませんが、日の目を浴びない、隠れた逸材がいる事も事実です。

そういった、隠れた『本物』は、自らが向上する事しか興味がなかったり、チャンスに恵まれなくて表舞台に立てないでいる人もいます。また、せっかく夢がかなっても、実力が『停滞』したり、体の『故障』でリタイヤする人もいます。 


こういった事がなぜ起きるのか?


どうすれば防げるのか?


そのヒントは一流のアスリートから真似る事です。


私は整体という仕事を通じて、数多くのアスリートと接する機会があるので、それぞれの考え方や体の使い方についても意見を交わしますが、そのうちのいくつかをまとめてみます。

優秀なアスリートは、土壇場でも相手のミスを願わないが、実力のないアスリートは相手のミスを願う。 

相手が上手くやれば、それ以上に上手くやればいいのですが、実力が互角以下だと、相手のミスを願いがちになります。 言い方を換えると、自らの実力が下という事を潜在意識に植え付けてしまう事になるのです。 誰だって強い人より、弱い人と戦った方が勝率が上がりますが、それでは強くなれないのです。

優秀なアスリートは、運動学の基本に忠実である。 

例えば、運動学では、体幹の力を手足に伝達する運動連鎖によって強力な力が生まれる事が常識です。優秀なアスリートの中には、独特で個性的な動きをする人もいますが、基本に忠実な人が多い事には驚かされます。

これは、基本を理解しているから出来得る事で、基本動作を自分なりに応用しているのだと思います。 

基本を知らない人は、上手い人のうわべだけを真似ているのです。 

各スポーツには、それぞれの基本がありますが、基本とは体の使い方です。 基本が理解できれば、タイミングや角度などを変えて自分の動きにする事が出来るようになります。 要は、エネルギー効率と体の負担を最小限にしながら、パフォーマンスを向上させれば良いのです。

途中でリタイヤしてしまう人の多くは、他人よりセンスが良くて、コーチや監督からフォームの修正をされて来なかった人に多くいます。 これは、基本を疎かにした結果が招いたスポーツ障害といえないでしょうか?

今は、間違った運動を根性でやらされる時代ではないのだから、体の故障は減らす事が出来ます。 それでも、スポーツは健康体操とは違うので、一方向に偏った動作を繰り返すものが大半です。 

どんなに基本に忠実でも、無理をすれば壊れる事もあります。 耐性だけは個々の体で異なるので、他人が大丈夫だから自分も平気とはいかないのです。

スポーツを続ける限りは、定期的なメンテナンスも運動能力向上の一つなのです!