病気や怪我などで身体が動かせない状態が続くと、完治した後も身体が思うように動かなくなります。こういった機能低下が起きても、何もしないで悪化させてしまう人が後を絶ちません。 安静などで身体を使わない状態が続くと、関節が硬くなり、関節をまたぐ筋肉の収縮活動が減少するため、筋肉は衰えていき、筋肉と並走する神経の働きも低下します。 低下した機能の改善には、狭くなった関節可動域を正常にするのが効果的ですが、自分で行うストレッチが効かない箇所に機能障害が起きていると自力回復は見込めないため、セラピストの手を借りて他動的に動かしてもらう方が近道となります。しかし、いかに専門家でも、施術だけで回復させるわけではありません。 患者が自発的なエクササイズをするとしないでは雲泥の差が生じます。なぜなら、機能低下は病気や怪我だけではなく、加齢や運動不足でも生じるからです。 人は誰でも40代には筋力低下が始まるので、その年代以降の人は、機能低下が回復したから終わりではなく、その後も適度な運動を続けなければいけなくなります。しかし、皆が運動好きではないので、運動が苦手な人は、旅行やレジャーなどで身体を動かす習慣をつける工夫をすると良いでしょう。 仮に、旅行やレジャーでは運動量が少ないとしても、一日中何もしないでいるよりは、気晴らしに外の景色を眺めたり、いつもより多く歩くことで、気持ちが前向きになり機能低下を予防できるからです。 …
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症状とりで時間を無駄にしていませんか?
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 痛みのせいで、やりたい事を諦めた人は少なくありません。 何か月、何年と痛みが続けば、諦めてしまうのは仕方ない事ですが、こういった人の多くは、そのばしのぎの症状とりに終始していたはずです。 症状とりとは、対症療法の事です。 例えば、痛みがあれば痛み止め、熱が出たら解熱剤というように、個々の症状に対して緩和する方法です。これは、施術にもいえる事です。患者の訴える症状だけを緩和しようとする施術では、一時的に改善緩和が出来ても、いずれ再発してしまいます。 いつまでも精神的な不安が残れば、スポーツの復帰はおろか、遠出をする気持ちにもなれません。しかし、痛みの原因を根本から取除けば、不安が消えてやりたい事にチャレンジしたくなります。そのためには症状とりで自分をごまかさない事です。 症状には必ず原因があります。しかし、症状だけ見ていても原因はわかりません。木を見て森を見ずでは根本改善は出来ないのです。 …
水分不足が関節をダメにする
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 今回は、水と関節の関係です。 人の体の60%は水で出来ています。これは、年齢にもよりますが、歳と共に少なくなります。 高齢者の平均は50%程といわれてますが、血管年齢や肌年齢が、実年齢以上という人がいるように、若くても、水分量が平均年齢以下の人は、かなりいる気がします。 適切な水分量が保たれていれば良いですが、少なすぎれば、血液はドロドロになり、筋肉の働きも悪くなります。筋肉の収縮が妨げられると、関節や靭帯の動きに影響します。関節や靭帯は動かさないと硬くなる特徴があるため、そこに機能障害が起こります。 私の感触だと、脱水状態は胸椎に触れるとわかります。これは、姿勢との関係で胸椎に出やすいのだと思っています。 胸椎が硬い人は、首から腰にかけての痛みが出やすくなります。また、水分摂取状態が少なく、ほぼ全員がお茶、コーヒー、アルコールなどを水分代わりにしています。そのため、水分摂取量の不足が筋肉や関節の不調を起きやすくしているのです。 不調の根本改善を本気で考えている方は、利尿作用のあるものを控える事が先決です。それが、施術効果を、より高める事になるからです。 …
頑固な肩こりの解消法
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 何年もマッサージ通いしているのに、改善しない肩や首のコリ。諦めている人も多いはずです。 肩こりの主な原因は血行不良。血行不良の原因は、姿勢やストレス、なで肩、いかり肩など様々なものがあります。 また、複合的な要因が絡んでくることも多く、肘や手首の不調が、症状を悪化させる事もあります。 肩こりの原因を絞ると二つに分かれます。 一つ目は筋肉のトラブル。 二つ目は関節が原因のトラブル。 頑固な症状だと、どちらも関係している事があります。また、コリで皮下で酸欠が起きていると、筋膜の滑りが悪くなっている事もあります。 これらは、水分不足が関係しているケースも多くあります。 手技による解消法は、酸欠の起きている皮膚にたわみを付ける。たわみの付け方が分からない時は、僧帽筋周辺の皮膚を全体的につまんで下さい。皮膚にたわみがつくと、皮膚のツッパリ感が一時的にですが解消します。 その状態のうちに、揉んだり、関節を動かすなどをすると効果的です。 また、肩こりの大元は頚椎という事がよくあります。 頚椎の調整は、素人は危険なので、簡単な方法としては、後頭骨下部を親指で横にマッサージすると良いです。いつの間にか歯を食いしばっている人や、腕の力が抜けない人は、胸鎖乳突筋や鎖骨の下を解すと効果的です。 そして、肩には第二肩関節と呼ばれる箇所があります。関節と言っても、本当の関節ではなく、関節の役目をする筋肉です。 それは、肩甲骨周囲なので、肩甲骨はがしを行なうと、肩こりは嘘のように解消します。 …
あなたは歪んでいませんか?
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 ふだんの、何気ない姿勢や動作は、知らないうちに、あなたの身体を歪ませています。 身体の歪みは、あなたのクセです。 長年の頑固なクセを改善するには、時間がかかりますので、そうなる前に整えましょう。 歪み度チェック ・写真を撮ると顔が斜めを向いている ・首が傾いている ・左右の肩の高さが違う ・左右の骨盤の高さが違う ・左右のバストの高さが違う ・左右のお尻の垂れ方が違う ・両手を上にあげると長さが違う ・左右の脚の長さが違う ・両膝を抱えると膝の高さが違う ・仰向けに寝た時の足の開き方が違う ・脚組をすると、やりやすい方とやりにくい方がある ・腕組みが、やりやすい方とやりにくい方がある 歪みを作る姿勢 ・草むしりをよくする ・スマートホンを見てばかりいる ・横座りをする ・女の子座りをする(ペシャンコ座り) ・イスに浅く座る ・ショルダーバッグを同じ側に下げている ・アームレストに寄りかかって運転する ・横を向いてテレビを見る ・寝転んでテレビを見る ・横向きやうつ伏せで寝る ・背中を丸めている ・うつ伏せで本を読む ・食べ物を噛むのは片側だけ 身体の歪みは、見た目だけでなく、様々な症状となって現れます。例えば、雑巾絞りをイメージして下さい。 身体が歪むと、関節は雑巾のように捻じれて詰まってしまいます。関節の詰まりは、滑液循環を悪くするため、関節軟骨への栄養供給が妨げられます。栄養の行き渡らない関節は老化を早め、滑りを悪くするために、関節や周辺組織の負担になるのです。 痛くなったら、整えるでは、間に合わない事もあるのです。 …
君津市のスポーツ整体「骨格ケアセンター」
※回数券をお持ちの場合、割引きの併用が出来ませんのでご了承下さい! こんなお悩みありませんか? 痛み カラダの痛みで医療検査を受ける人の85%は異常が見つからないと言われてます。それは痛みの85%以上が検査では写らない関節のズレや筋膜などが関係しているからです。全身には200個もの関節が連動して自由な動きを可能にしています。動きの悪い関節があると、それを庇う正常な関節と周辺組織にもダメージが広がるのです。 詳細はこちら 姿勢 正しい姿勢を保つには脊柱を支えるための筋力が必要です。姿勢を保つ抗重力筋は前かがみ作業や座りすぎなどで筋バランスが崩れやすくなるため、悪い姿勢などでクセがつくとカラダを歪ませてしまうのです。 詳細はこちら スポーツ整体 スポーツ動作は姿勢から姿勢への変化です! 初動時の姿勢が崩れていると、次の姿勢に移るまでに無駄な動きが生じるため、本来なら使うはずのない筋肉に負荷がかかりパフォーマンスを発揮できなくなります。 詳細はこちら よくあるご質問 健康保険は使えますか? 当院の施術は健康保険の対象外です。 健康保険は業務以外での病気やケガ(※骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などの原因が明らかなもの)に対して適応されるものなので医療施設等が対象になります。当院は保険は使えませんが、保険診療では出来ない丁寧で満足して頂ける施術を心掛けています。 施術は痛くないですか? 骨格矯正は痛いイメージがあるかと思いますが、ボキボキやる事もなく穏やかな手法なので痛みは殆どありません。当院にはお子様からご高齢の方まで来られていますのでご安心下さい。 施術回数の目安 身体に染みついたクセは年齢、性別、施術間隔、回数などで異なるため、当院では施術後の改善度を目安にしています。 施術前の痛みを10とした場合、施術後7までの改善だと週2回ペース。施術後5まで緩和したら週1回ペース。痛みが2~3まで改善してきたら、2週間に1回ペースを目安とします。 痛みが気になるうちは改善とは言えず、いつの間にか忘れるまでになって根本改善といえます。しかし、根本改善後も同じ日常を送っていれば再発してしまうので、生活習慣も見直した上で予防を兼ねてメンテナンスをして下さい。 施術はどんな時に受けると良いですか? 施術を受ける目的にもよりますが、症状が軽いうちにやるのがベストです。 特に、寒暖差の激しい時期は自律神経も乱れやすくなったり、ぎっくり腰や寝違えなども発症しやすくなります。これらは、いきなり発症するわけではなく負担の蓄積なので、身体が硬く感じたり、張りや凝りなども前兆と思って見逃さないことです。 忙しさでケアを後回しにする人もいますが、無理して悪化させれば、仕事に支障が出るだけでなく、痛みを庇う事で何でもない箇所に二次連鎖が広がるため、かえってお金と時間を無駄にしてしまいます。 どんな方が受けに来られますか? 当院の専門はカラダの歪みを改善することにあります。カラダの歪みは様々な症状で現れますが、最も多い順に並べると一番は慢性痛にお悩みの方です。次にスポーツパフォーマンスを上げたい方ですが、近年では美姿勢改善目的で来られる方もかなり増えている状況です。また、他と比べると数は減るものの産後ケアを受けに来る方も少なくありません。 施術コース・料金表 整体 カイロプラクティック 料金 詳細 初検料(初回は初検料がかかります) ¥2,000 カウンセリング・姿勢分析 ※別途、ご希望のコースを選択してください! A👑プレミアコース【約90分】 ¥12,000…
院長プロフィール
整体職人を目指して! WEBサイトにお越しいただき誠に有難うございます。当院は1999年に君津市に創業しました。開設前は空手の道場経営をしながら手技療法を学ぶために10年程東京まで通いました。その間にスポーツトレーナーとしてアスリート達のコンディショニング管理にも携っていました。当時は、スポーツに精通した整体院は君津市にはなかったため、来られる方の半数以上がスポーツ選手でしたが、その方達の紹介で、一般の方も来るようになりました。中には手術前提の方もいましたが、少しでも役に立てればとの想いで続けてきたからこそ、今の技術に辿り着けたと思っています! 骨格ケアセンター院長・関節操法研究会代表 渡邊 英司 院長 渡邊 英司(わたなべ えいじ) 出身地 神奈川県 自己紹介 私の子供の頃から、空手で生計をたてるのが夢で、毎日5時間は空手の練習をしていました。稽古中に大腿筋断裂という大怪我をした時も、休んで衰えるのが怖くて、電車で2時間かけて道場まで通いました。完治には半年以上かかりましたが、その間に動けないなりの戦い方を模索できたのは怪我の功名だと思っています。また、それゆえに故障に強くて動けるカラダになる方法を考えるようになった事が手技療法を始めるきっかけになりました。 手技療法は複数学びましたが、その中でも関節の手技は空手との類似点が多くあるため、空手と重ね合わせることで新たな発見が出来ました。 今では臨床歴20年以上が経ち、手技のスタイルも出来上がってきましたが、やればやるほど巧さと未熟さを交互に感じる日々なので、これから先も頂点を目指す覚悟です。 経歴 元関節ニュートラル整体普及協会理事 元東京療術学院講師 元日本大学レスリング部公認トレーナー 平成11年日本体育施設協会トレーニング指導士取得 空手道無双塾師範 手技療法DVD講師 関節操法研究会会長 学生ゴルフ部トレーナー JHA日本治療協会会員 趣味 仏像彫刻、日本刀拵え作成、武田流中村派居合道四段(全日本抜刀斬試合二連覇) お問い合わせ・ご予約 カラダの歪み矯正、骨盤矯正、頭痛、首痛、肩こり、手足のしびれ、肘痛、手首痛、背中の痛み、ぎっくり腰、腰痛、慢性痛、股関節痛、膝痛、足の痛み、踵の痛み、産後ケア、猫背、巻肩、O脚、姿勢改善、スポーツの伸び悩み、パフォーマンスUP!(ゴルフの飛距離UP、筋力トレーニング、関節可動域拡大、フォーム改善)その他、カラダの悩みはお気軽にご相談下さい。 ※施術中は電話相談に応じられない事がございますのでご了承願います。 ※勧誘等の営業の電話は施術の中断になりますのでご遠慮願います。 ネット予約 ネット予約はホットペッパー登録が必要です。 ※ご予約が込み合っています。 ☎:0439-55-7040 友達登録でクーポンプレゼント中! …
痛み
原因不明の痛みの正体 痛みで整形外科に通う人の85%以上に異常が見つからないといわれてます。アメリカの整形外科医のメンネル氏は、痛みで訪れる患者の最も多い原因は関節機能障害といってます。関節機能障害とは病名ではなく、何かしらの原因で関節に引っかかりが起きて自由な動きが制限されることです。 “痛みの二次障害” 全身には200個の関節があり、それぞれが連動して自由な動きを可能としています。1つでも動きの悪い関節があると、それを庇うために、正常な関節や周囲組織にもダメージが広がります。二次障害が起こると、最初に現れた痛みは庇われる事で軽減しますが、関節の引っかかりは増えていくので早期の対処が大切になります。 痛みの原因は負担の蓄積 痛みには、怪我や病気などの器質的なものと、原因が見つかりにくい機能的なものがあります。機能的な痛みが見つけにくいのは、患部ではなく患部以外の関節に問題が起きているケースです。例えば、動きの悪い関節を庇う関節や筋肉には、通常以上の負担がかかります。針金を繰り返し折り曲げていると折れてしまうように、関節や筋肉も繰り返し負担がかかり続ける事でダメージが蓄積します。ダメージを受けた箇所に限界が来た時には大きな疾患に繋がる事もあるのです。 水分不足が関節痛の原因に? 人のカラダは体重の50~70%が水分です。カラダの水分が不足すると熱中症、脳梗塞、心筋梗塞などが誘発されてしまう事はご存じだと思います。それ以外にも、脱水状態になることで筋肉の収縮が悪くなり、カラダが硬くなります。筋肉は関節をまたいでるので、筋肉の働きが悪くなれば、関節の動きが制限されてしまい、関節の引っかかりや拘縮が起きてしまいます。高齢者に足腰の悩みをかかえる人が多いのも、加齢とともに減少する体内の水分量が関係しているからなのです。 腰痛 腰痛には急性痛と慢性痛があります。腰痛といっても、その数は一つではありません。タイプ別に分けると、前屈時に痛みが出るものがあります。椎間板ヘルニアは前屈時の痛みが強く出て、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎分離症などは後屈時に痛みが強く出ます。いずれも、突然発症するわけではなく、腰にかかる負担の蓄積といえるでしょう。 ■急性腰痛 急性腰痛の代表的なものは、ぎっくり腰ですが、そのうちの大半は筋膜損傷(怪我)と思われます。もちろん、筋膜損傷以外のものもありますが、その数は僅かしかないと考えられます。ぎっくり腰は重いものを持ち上げた時になるイメージがありますが、発症者の7~8割は洗顔姿勢や、寝起き(※寝違えを含む)などの普段の日常動作で発症しています。発症する時期が夏や冬に多い事からも、脱水による筋収縮の機能低下が関係すると考えられます。筋膜損傷の場合は、発症から改善までにかかる期間は順調にいけば1週間程です。痛みは発症当日よりも翌日がピークになります。また発症時に軽くても、時間の経過で痛みが強くなる事が多いので、発症後はすぐに冷却、安静、固定を心掛けましょう。 ■慢性腰痛 腰の痛みが3ヶ月以上続くものを慢性腰痛といいます。痛みの要因には、肉体的なものから精神的なものまで様々ですが、いずれの場合も日常での姿勢が関係している事は間違いありません。姿勢が崩れると、本来は負担のかからない箇所に過度な筋緊張が起こり、筋肉や関節に疲労が蓄積していくからです。また、腰が悪いと思っていたら、本当の原因は連動する首という事も少なくありません。 背中の痛み 背中の痛みは、筋肉の過緊張や胸椎の機能障害によるものが多くあります。胸椎は背中を丸めた姿勢などで機能障害が起こりやすい箇所です。胸椎と腰椎の移行部は関節の形状的にも故障しやすくなっています。背中を反るトレーニングや長時間のデスクワークなどで、背中の筋緊張が高まると、筋疲労の後に機能障害が起こりやすくなります。症状的には痛みだけでなく、息苦しさを感じたり、肋間神経痛が出る事もあります。 膝・股関節の痛み 膝痛で最も多い原因の1つは、大腿直筋のタイトネスです。大腿直筋は二関節筋といって、膝関節と股関節をまたぐ筋です。この筋肉が硬くなると膝蓋骨が頭方に引っ張られてしまい、膝の曲げ伸ばし時に過度な摩擦が生じてしまいます。硬くなる要因の1つはデスクワークなどで股関節が屈曲したまま長時間座りっぱなしでいるケースがよくありますので、普段からストレッチをしっかりするようにしましょう。 股関節痛の原因の1つは骨盤の変位です。腰が反るとか丸まると言うのは骨盤の傾斜が変わる事ですが、骨盤の傾斜が変わると股関節周囲の筋力に影響します。先にも述べましたが膝関節と股関節は二関節筋で繋がるため、膝の動きが悪くなると股関節の動きに大きく影響してしまいます。また、股関節の悪い人は連動する骨盤の変位に繋がるため股関節痛の要因になるのです。 足の痛み 全身には200個の関節があり、その4分の1が足(片足26個)に集中しています。これは、地面の凹凸や斜面で姿勢を保つために重要な機能です。足が板のように硬ければ、地面の凹凸や斜面でバランスをとって歩く事は出来ません。例えば、足底腱膜炎は偏平足の人が発症しやすいのですが、これは、足関節が硬くなって筋力低下が起こり、足のアーチが構造が保てなくなったり、アキレス腱短縮で踵の骨が上方に引っ張られてしまう事などが関係しています。 ■坐骨神経痛・足のしびれ 下肢には、人体で最大の神経といわれる坐骨神経が通っています。この神経は太い所で直径2センチほどあるため、筋肉でも圧迫されやすいのです。痛みや足のしびれが腰痛を伴うケースだと、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疑いがあるので、医療機関での検査が必要です。腰痛を伴わない場合は、梨状筋の硬さが原因で神経が圧迫されている事もあります。発症すると長引くケースが多く、軽度のうちに殿筋ストレッチをしておくとよいでしょう。 肩こり・肩の痛み 肩こりの原因を大きく分けると筋肉か関節になります。 マッサージやストレッチで効果がある肩こりなら筋肉の可能性が高いですが、何年もマッサージ通いしているのに改善しないケースは関節や筋膜が関係しているからです。重度の肩こりになると、筋肉が収縮しない感覚になり、凝りというより痛みが強くなります。また、肩の痛みには中年期に発症する四十肩や五十肩がありますが、発症すると、完治までに平均して1年程かかります。原因は関節包が硬くなるためとされていて、リハビリをしないでいると、痛みがなくても、関節可動域が減少して再発しやすくなります。また、五十肩と似た症状で腱板損傷や石灰化があり、これらは自然には治りませんので、いつまでも続く場合は医療機関で検査を受けて下さい。 肘・手首の痛み 肘痛には、通称ゴルフ肘やテニス肘とよばれるものがありますが、正式名称は、肘関節の内側の痛みを上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)、外側の痛みを上腕骨外側上顆炎(テニス肘)といいます。これらの痛みは、クラブやラケットの打ち方で内外が逆になる事もあります。発症するのはゴルフやテニスをする人だけでなく、仕事などで手を使い過ぎて、主働筋と拮抗筋バランスが崩れた人が発症します。実際にゴルフやテニスをしている人の場合は、ボールを打つ衝撃で過度の張力がかかる事が原因とされています。 ■手のしびれ 肘や手首の痛みに、しびれが伴う場合、親指から中指にかけてしびれがあれば手根官症候群、小指側のしびれは肘部管症候群の疑いがあります。これらは、肩の動きが制限されることで手首や肘に負担がかかるケースが多々あります。 頭痛 ●頭痛には、頭痛そのものが原因となる1次性と、別の病気が原因で起こる2次性のものがあります。90%の頭痛は1次性で、残りの10%は脳出血、脳腫瘍等が原因で起こる2次性頭痛です。 ●頭痛と気圧の関係 低気圧が近づいてくると、気圧の低下や温度上昇に対応しようとして副交感神経が優位に働き、血管が拡張して片頭痛が起きやすくなります。 低気圧が去ると、気圧が上がるため、北風の影響で気温が低くなります。交感神経は優位に働き血管が収縮して血流が悪くなるため緊張性頭痛が起きやすくなります。 1次性頭痛の分類 緊張型頭痛………筋肉の緊張で締め付けられるような痛みが起きる。 片頭痛……………ズキズキと脈打つような痛みで、吐気を伴う事があります。(※頭蓋骨内の血管が拡張して起こります) 群発頭痛…………眼の奥をえぐられる様な痛みで、鼻詰まり、涙、瞼が垂れるといった症状が現れる事があります。…