骨格ケアセンターの渡邊英司です。
楽だからとる姿勢が、骨格の歪みや不調に繋がってしまう事は知っていますか?
同じ姿勢や、繰り返し行われる動作の中には、歪みを誘発するものが数多くあります。
以下に思い当たる事があれば要注意です。
横座り
女性に多いのが横座りですが、似たような姿勢に、ソファーや車のアームレストにもたれる姿勢があります。 これは、腰椎下部がズレてしまうので腰痛が現れたら、早めに矯正すれば比較的簡単に改善出来ます。
女の子座り
ペシャンコ座りとも言いますが、股関節が内旋するため『O脚』の原因になります。
仙骨座り
電車などで浅く腰かけている人を見かけますが、骨盤が後傾して丸まり腰になり、胸部緊張および胸椎後面の筋力低下が起こります。
起こり得る症状は『首肩のこり』『腕の動作制限』『顔、胸、お尻がたるむ』他。
草むしり
高齢者に多いのが、草むしりです。しゃがんだ状態でいると、腰の筋肉が硬くなる他、膝関節も硬くなります。 それらの影響で『坐骨神経痛』や『膝痛』になる事が考えられます。
足組
椅子に座る時に足を組む事があると思いますが、同じ側だけの足組は骨盤の歪みに繋がり『脚長差』と『腰痛』が出る事もあります。
逆足が組みにくいと感じた時は歪んでいます。 時々組み替える事も予防になります。
ショルダーバッグを同じ側で持つ
ショルダーが落ちないようにしようとして、肩が緊張してしまうため『首肩のコリ』に繋がります。 肩、肩甲骨、鎖骨は一つのユニットで、体幹と繋がっている関節は鎖骨(胸鎖関節)だけです。
腕はぶら下がっているものと従えて、バッグも身体の中心寄りに下げる工夫をするのが負担を減らすコツです。
パソコン作業
仕事でパソコンを使い人は、長時間モニターを見なければいけませんが、いつの間にかモニターに顔を近づけすぎて背中が丸まり、顎を突き出す姿勢をしてしまいます。
時々は、頭部を高く持ち上げるようにして、骨盤を起こす癖をつけましょう。
上記以外にも、知らず知らずにやってしまう姿勢は数多くあります。
それらが『慢性痛』の原因になるのです。
いつの間にかやっているクセから気が付いたら正すクセに変えていきましょう。