骨格ケアセンターの渡邊英司です。


運動神経の善し悪しに、天性の素質が左右する事は間違いありませんが、全体的には、環境や訓練などの後天的なものが運動能力を高めます。

自分に適した種目、場所、良いコーチ、正しい身体の使い方といった条件が揃えば、運動能力はみるみる向上します。

しかし、一年を通じて、コンディションを一定に保つ事は出来ません。スポーツ動作には疲労や怪我がつきものだからです。

正常なスポーツ動作には、反動動作、運動連鎖、捻転動作があります。


例えば、遠くにボールを投げる動作は、ボールを投げる前に反動動作を作り、体幹を捻転させながら⇒肩⇒肘⇒手首⇒指先に連動させてボールが手から離れます。
しかし、筋疲労や怪我の完治後などは、筋緊張や関節に拘縮が起きている事が多く、筋出力低下や運動連鎖が妨げられて、正しい動きが出来なくなっています。


筋力や持久力はトレーニングで少しずつ回復しますが、怪我などで歪んだ関節は正常な軌道で動かないため、思った方向に力が出せなくなります。
正しい動作を習得するには、歪みを整え、十分な滑りがある関節の状態に戻して運動連鎖を正常にする事が不可欠なのです!