骨格ケアセンターの渡邊英司です。
今回は、かなり重度の二次障害の症例です。
その症状とは、膝の曲げ伸ばしが出来ず、痛みで正座もしゃがむ事も不可能というものでした。
病院でMRIとレントゲンも撮り、その結果は、看側でないほうに変形性膝関節症が認められ、看側は異常なしとの事でした。
そのため、病院の診断は神経痛と言われたそうです。過去には腰痛があり、レントゲンでは、腰椎3、4、5番の変形が確認されているとの事でした。
しかし、今回は、腰痛は一切出ていませんでした。私が不思議に思ったのは、看側の脚は異常がないと言われている事です。
私の目には、両足とも変形しているようにみえた事です。
検査で異常がないという事なので、そのまま施術を続けましたが、首が異常に硬くて、腰仙関節に影響している事がわかりました。
首と腰には相関関係があるので、首の不具合が腰に出る事はよくある事です。
例えば、膝が悪ければ、連動する股関節という感じですが、首が下肢に大きな影響を与えているケースは始めてでした。
こういうケースは滅多にないですが、首が腰に、腰が股関節に影響して、股関節から膝にという事なのでしょう。
要するに、二次障害が連鎖した結果なのだと思います。
ここまで、連鎖する事があるという事です。