骨格ケアセンターの渡邊英司です。
発声には姿勢が大切な事はボイストレーニングをされている方なら知っていると思います。
これは、ボイストレーニングに限った事ではありませんが、先日、姿勢が悪くて声が出ないと言って来た方がいました。
その人が言うには、歌の上手な人はみんな姿勢が良いそうです。
それを聞いて、知人のミュージシャンで、首が痛くて声が出ないと言ってたのを思い出しました。首が悪くなる原因で多いのは巻肩によるものです。
背中を丸めていると、肩が内側に入り込んで大胸筋群が緊張するので、肋骨の動きも悪くなります。当然、横隔膜の動きにも影響します。また、顎を突き出す姿勢になるため、喉にも良くない事が想像できます。
自分が歌うなら、どういった姿勢が声を出しやすいかとイメージしながら調整してみました。
かなり、肋骨の動きが悪くなっていたので、胸筋の緊張が緩んで胸郭が広がったのでしょう。
呼吸もしやすく、息がすいやすいと喜ばれていました。
思いもよらない所に、矯正に役立つヒントが転がっていると思いました。