体は誰でも歪んでしまいます。これは筋肉や関節の構造など、解剖学的にもあきらかです。そもそも、人が動物と違うのは、二本足で歩くこと。

四つ足歩行では背骨が地面に対して平行ですが、二足歩行歩だと縦になります。また、歩いたり走る時は、一歩ずつ踏み出す必要があり、片足での着地の衝撃が大きくなります。そのため、地面の衝撃から脳を守るために出来たのが、足裏のアーチ構造や背骨のS字カーブ、椎間板といった衝撃を吸収する機能なのです。

これらの衝撃吸収機能が常に正常であればいいのですが、活動することで、筋力差が生じたり、動かな過ぎで固まるため、筋力の発達と低下によるアンバランスが起きてしまうのです。こういったアンバランスは個人差があるので、一概に、これくらいで歪みますという基準はありませんが、早く歪んでしまう人は、姿勢が悪いということだけは間違いありません。また、歪みの原因となる関節や筋肉は、動かさなければ60日で拘縮するとされています。

 

 

拘縮の予防は動かす事!

要するに運動をすることです。もし、運動が苦手であったり、出来ない人は、60日を超えない期間に歪みを整えておくとよいでしょう。