脊椎は、体の側面から見ると前後にカーブしているが、これは生理的彎曲という正常な状態である。 正常な状態であれば正面あるいは背面から見ると脊椎はまっすぐに伸びている。しかし、横方向に彎曲したり、脊椎がねじれている場合があり、これらを脊椎側彎症または側彎症と呼ぶ。脊椎がねじれながら横に彎曲する側彎症、後方に凸に曲がる後彎、側彎と後彎が合併した後側彎症の3つに分けられる。
痛みを伴うことは稀なため初期における発見は難しく、ある程度成長してしまってから気がつく場合が多い。肩やウェストの高さが左右で違うなどの外見上の問題の他、高度の彎曲になると、腰背部痛に加え胸の圧迫と変形による呼吸器障害・循環器障害など内臓にも影響を及ぼし、皮下脂肪型肥満の女児にも発生する。日本では、乳幼児や学校の健康診断で脊柱検査が行われており、昭和55年年頃よりモアレ検査による検診が普及し、早期発見が可能になった。【ウィキペディアフリー百科事典より抜粋】


こんにちは、骨格ケアセンターの渡邊英司です。


側弯症で曲がった骨は、いったん進行すると元には戻らないと医学書には書いてあります。

だいぶ前になりますが、側弯症の手術のDVDを見た事があり、ほんとうに大変な手術だと思いました。

成長途中の子供が手術をする場合、背骨に取付ける金属棒のサイズが合わなくなるたびに、手術をしなければいけないからです。

側弯症には、4つのタイプがあります。

一般的なのは、突発性側弯症といって全体の80%程を占めます。

これは主に小中学生の女子に多いという特徴があるので、急激に背が伸びる時期は、子供の肩や骨盤の高さの違いを注意して見ておく必要があります。


小中学生でモアレ検査に引っかかり、来院する子供が毎年いますが、再検査の前に施術をしたら大丈夫だったという報告を殆どの方から受けています。 
これらは機能性側弯症といって、筋力左右差などが原因で一時的に生じた体の歪みで、脊椎の異常ではなかったのだと思います。

但し、機能性側弯症も、ほおっておいて自然に戻るものではないので、早急に整える必要がある事に変わりません。


次に、成人してから突発性側弯症が見つかったケースですが、背中、仙骨、足関節、手首の痛みで来院しました。

側弯症もかなり進行していて、そこに機能性側弯症が加わる事で症状を悪化させていました。

この方の年齢では、モアレ検査がない時代なので、特に痛みがなかったために側弯症に気づかずにいたようです。

しかし、前屈動作をしてもらうと、背中が大きくS字を描いて、片方の背中はコブのように大きく飛び出していました。

週1回平均で施術を行なった結果、1番つらい仙骨の痛みは、3回目でなくなりました。

施術前後の歪みの写真を比較してみると、術後は背筋が伸びて側弯の仕方も緩くなっている事が確認できました。


次に、こんな事例もあります。これは側弯症ではありませんが、腰痛で、整形外科に受診した主婦の方が、医師に腰椎が歪んでると言われたそうです。

その人は、テレビCMで有名なライ〇〇〇に通いたかったのですが、医師に、歪みが酷いから筋トレなんてとんでもないと言われたそうです。

それでも諦めきれなくて、今度は直接ライ〇〇〇に行ったそうですが、医師に禁止と言われている人を入会させるわけにはいかないと断られたそうです。

次に彼女がとった行動は骨格矯正でした。


私の所に来た時は、ライ〇〇〇に入りたいけど、医師に腰椎が歪んでいるから運動禁止としか言いませんでした。後から聞いてわかったのですが、うちで施術を受けた直後に再びレントゲンを撮りなおしたそうです。

そしたら、これなら大丈夫と言って、医師に証明になるものを書いてもらい、無事にライ〇〇〇に入会しました。


正直なところ、そこまでするとは思ってもいなかったので驚きましたが、人の思いの凄さを感じました。
そして、彼女は20キロ近い減量に成功して、3ヵ月後に見違えるほど変わった姿を見せに来てくれました。
突発性側弯症がどこまで改善するかは不明ですが、機能性側弯症のように、誰にでも起きる歪みは改善するという事なのです!