骨格ケアセンターの渡邊英司です。
身体の歪みが原因で起きる股関節痛には変形を伴うものが含まれます。
高齢者に多い変形性股関節症の場合は、関節軟骨の摩耗で生じる滑膜炎の痛みが出たり、関節の硬化で痛みが出ることがあります。また、変形箇所は正常な動きが出来ないため、その周囲組織がダメージを受けます。
関節軟骨には痛覚がないので痛みはありませんが、摩耗が骨に達すれば痛覚があります。また、そこまではなくても摩耗で骨と骨の間にたわみが出きると、関節がズレて関節周囲組織に痛みが起きると考えられます。
こういった二次障害を防ぐには、患部と連動する箇所の動きを促したり、動作改善するしかありません。それには、日常動作や歩行動作が正常に行える最低限の関節可動域が必要になるのです。