寒くなると、体調が崩れたり、体の痛みが出やすくなります。その原因の多くは、体の冷えが関係しています。
体が冷えると、循環不良になるため、自律神経が乱れやすくなるからです。
自律神経は、交感神経と副交感神経からなり、自分の意志とは無関係に働き続けています。寝ている間も心臓を動かしたり、体温調整をしているのも自律神経のおかげですが、このバランスが乱れてしまうと、体には様々な影響が出てしまいます。
例えば、胃痛、胸やけ、便秘、下痢などの症状が出たり、過呼吸、息苦しさ、動悸、不整脈、めまい、不眠、手足のシビレといった症状が出る事もあります。
もちろん、自律神経が乱れる原因は寒さだけとは限りませんが、人間関係や仕事などでストレスを抱えている人が、寒さがきっかけで悪化する事もあります。いずれにしても要因を減らす事が、自律神経を整える事に繋がります。その手始めとして生活習慣を見直しましょう。
生活習慣は次の5つで構成されているので、出来る事から改善しましょう。
①栄養不足
②睡眠不足
③仕事(過労・人間関係)
④学業(受験・いじめ)
⑤運動不足
上記のうち、④は家族や周囲の人の協力が必要なので、異変に気付いてあげる事です。そして、落ち着いた音楽を聴いたり、半身浴や強張った身体をほぐしてリラックスする事も大切です。