一般的な施術で改善しない症状が、運動療法で改善したという話は聞いた事があると思います。

運動療法というとリハビリが頭に浮かぶと思いますが、病院でのリハビリはストレッチや歩行訓練が定番です。


高齢者や心臓疾患がない人は、ストレッチや歩行訓練だけでは不十分というケースがあります。

当センターで行う運動療法はアメリカ発祥のリハビリ技術で、脳梗塞などの機能訓練で使われているPNFを使っています。

実際にはPNFを応用したものです。


PNFには独特の運動パターンがあります。人間の動作は単関節だけでは動作にならないため、いくつもの関節を動かさなくてはいけません。

PNF運動を行う事で、筋肉や腱の中にある、筋紡錘や腱紡錘などの固有受容性感覚器が刺激されて神経筋が促通します。

当センターでは関節を調整する際も、PNF運動パターンで動きを確認して、関節の引っかかりを見つけ出し、運動療法を合わせて精度を高めています。


運動療法は運動と同じです。一回目より二回目、二回目より三回目と上達するほど、強度の調整がしやすくなり効果が引き出せます。これは、運動能力の向上や、歪みで癖の付いた身体の改善にも期待できるものです。
それには運動パターンを正しく学習できるまで続ける事が大切なのです。