骨格ケアセンターの渡邊英司です。
脊柱とは、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨1個、尾骨1個で構成されている骨の柱です。
厳密には、仙椎5個が1つの仙骨となり、尾椎5個が1つの尾骨になります。
骨と骨の間には椎間板という繊維状軟骨があり、地面からの衝撃を吸収する作用があって、椎骨を守っています。
これらの骨は、本来であれば癒合する事なく動くのですが、個々の生活環境や職種、運動などの、身体の使い方で硬くなる事があります。
例えば、背中を丸めていたり、真っすぐ過ぎる姿勢は、胸椎を硬くする原因になります。
胸椎が硬くなると、頚椎や腰椎に物理的な負担が加わるので、首痛や腰痛が起きやすくなります。
体幹の動きが悪くなると、手足への連動が悪くなり、柔軟でしなやかな動きが出来なくなります。
また、ランニングやジャンプをするスポーツをする方は、地面の衝撃をダイレクトに受ける事になるので、膝の障害やパフォーマンスの低下に繋がるのです。
脊柱の柔軟性が失われている人の前屈動作を横から見ると、背骨の弯曲が、しなやかな円でない事がわかります。
それを改善させるだけで、本来の柔軟性が回復します。
それには、制限を受けている、脊椎関節の遊びを回復させる事と、毎日のエクササイズが不可欠でなのです!