骨格ケアセンターの渡邊英司です。


腰痛の原因の一つとして脚長差があります。


※画像は左足が右足より長い

これは、実際の長さの違いではなく、見た目上の違いです。脚長差の違いには、先天的なものと機能的な歪みによって起きるものがあります。

脚長差の調整で注意すべきは、先天的なものを無理に揃えようとしないで、機能的なズレだけを整える事です。
構造的なズレを無理やり揃えればバランスを崩すだけです。しかし、先天的な不揃いにも、機能的な歪みは起こります。


例えば、先天的に片足が3cm長いところに、機能的な歪みが加われば、さらに左右差が大きくなります。私が調整した事のある脚長差の最大は5cmがありました。

どこに行っても、生まれつきで直らないと言われていたそうですが、施術で左右差が2cmまで揃いました。
この事から、機能的な歪みは3cmあったと推測できます。


医学的には、3cmの脚長差は問題なしとされる文献を読んだ事があります。

これは、先天的なものを含めての事だと思いますが、機能的な歪みが1.5cm以上あると不調に繋がる事が多いようです。

主な症状は、腰痛、股関節痛、膝痛です。

腰痛の原因の一つとして、骨盤変位による腰仙関節のズレがあります。また、骨盤が変位すれば、股関節骨頭の被りが変わるので、股関節痛になったり、股関節と連動する膝痛もなる事もあります。


これらは、患部を見てもわかりませんが、どこに連動しているかと相関関係さえわかれば、負担のかかる箇所が想定出来ます。
原因の特定できない、股関節痛や膝痛が出ている時は、歪みを疑って下さい。