今回は、つい最近、質問されたことにお答えします。

質問の内容は、骨盤は歪まないと聞いたことがあるのですが本当ですか?というものです。

確かに、一昔前までは骨盤は歪まないといわれてました。それは骨盤の仙腸関節は硬くて動かないとされていたからです。しかし、実際には仙腸関節には2~5ミリ程の動きがあることがわかってきました。

但し、7割の整体師は関節に詳しくないので、古い情報からアップデートされてなければ、知らなくても当然です。

骨盤というと、産後の骨盤矯正が思い浮かぶ人が多いと思います。

産後の骨盤矯正の目的は、女性は妊娠中にホルモンが分泌されて靭帯が緩んで、骨盤が歪みやすくなるので整えましょうというものです。

矯正が必要な期間は、ホルモン分泌が止まる迄の約6か月間です。

※詳しくはホームページの美容・産後矯正に記載しているのでご覧ください。

骨盤の歪みは全身に影響します。産後は特に歪みやすいので注意しなければいけませんが、産後でなくても日常動作で歪んだり男性でも歪みます。

問題は体の土台の『骨盤が歪んで他の骨格が歪まないはずがない』ということです。

歪みは誰にでも起こる機能的な問題です。人が活動している限り例外はありません。例え矯正後でも、時間が経てば歪んでいきます。しかし、矯正には大きなメリットがあります。それは軟骨の片減り予防と、歪みで関節周囲の筋腱、靭帯にダメージが出ないようにするためなのです。

もちろん、ケアをするかしないは自由です。