骨格ケアセンターの渡邊英司です。 長年の不調に苦しめられている人は、一日でも早く、元通りの体に戻したいと願いますが、焦りは逆効果になります。 例えば、硬い体を、早く柔らかくしようとして、強引なストレッチをする人がいますが、限界を超えるストレッチは、かえって、身体を固くしてしまいます。 一人で行うストレッチを自動運動とした場合、人に補助してもらうストレッチは他動運動になります。 補助の人が強く押せば、一時的に可動域は広がりますが、限界を超えるまで押すと、伸長反射で筋が収縮して、ストレッチ前よりも硬くなってしまいます。 慢性症状を改善する過程においても、一日で大きな変化が現れると、普段使われていなかった箇所が刺激されるので、筋肉痛のような痛みが出る事があります。 これは、揉み返しではありませんが、筋肉痛をあまり経験した事のない人は驚かれるかも知れません。 こういった好転反応が出た時は水を飲むと緩和される事が確認できています。 好転反応は、筋肉量の少ない高齢者や、運動をしない女性に多いのですが、人数的には30人に1人いるかいないかといった所です。 施術での変化の出方は、最初に比較的大きな変化があり、徐々に変化が少なくなって、いつの間にか気にならなくなって改善します。 また、僅かな変化しかなかったのに、いつの間にか痛みが消えたというケースもあります。 どちらにしても、回復期後半は、いつの間にか気にならなくなるという事です。 それには、間隔を空けずに、適度な刺激を、与え続ける事が重要です。 人は忘れるように出来ています。 良くなる過程においては、痛みを忘れていく事が正常で、痛みを意識しているうちは改善していない事になるのです。 …
「関節痛」の記事一覧(3 / 3ページ目)
あなたの関節が危ない!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 痛みの感じ方には個人差があります。 痛みを我慢できる人もいれば、僅かな痛みでも敏感に反応してしまう人もいます。 これは 痛みの感じ方に個人差があるためです。 しかし、我慢できる人と、我慢できない人を比べると、体の負担が少ないのは後者かも知れません。その違いは、放置するかしないかです。 痛みを我慢する人の多くが、身体をケアする習慣がありません。逆に、我慢できない人は、不安で、すぐに病院に行ったり、整体を受けたりします。 病気を例にすると、普段から健康管理している人は定期的に検診を受けますが、中には全く気にしない人もいます。 そういう人に限って、異変を感じた時には手遅れという事がよくあります。 誰にでも起こり得る関節の痛みも、例外ではありません。 足腰の痛みを我慢する人は、我慢の限界が来て、検査をしたら、膝や腰が変形していたなんて事も珍しくありません。 通常、身体の痛みの多くは、関節部に出ますが、そこには関節軟骨があるので、絶えず擦り減らしているわけです。 見方を換えると、良く動く人ほど軟骨が減ります。 働く事が好きな人、スポーツをするのが好きな人。 関節を大事に使わなければ、大好きな事が出来なくなくなる事もあります。 同じ減るでも、均等に減るか、片減りするかの違いで、長持ちの仕方がかわります。 手遅れになる前に、骨格アライメントを整える習慣を身に付けて下さい。 …
骨格矯正には意味がある
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 体の歪みを整えても、すぐ戻ってしまうんでしょ?と聞かれた事があります。 持続性に関しては、個々の生活環境などが関係するので、ひとまとめに、これくらい持つとは言えません。 一般の人と、激しいスポーツをする人では違うし、年齢や性別でも違うからです。 日常生活だけなら、何日も持続する人もいますが、激しい動きをしたり、変な姿勢をとり続ける人は、たちまち歪んでしまう事もあります。 すぐ歪んでしまう人の中には、整えても仕方ないと思う人もいますが、それは大間違いです。 骨格矯正リセットには重要な意味があるのです! 歪んだ状態を放置すると、関節の片減りが起きたり、関節への栄養供給が妨げられてしまいます。 また、関節と同時に筋肉の働きも悪くなるため、筋力や柔軟性が低下します。 何もしないでいると、体が硬くなるだけでなく、老化を加速させるだけなのです。 血管年齢や代謝を上げる事が出来るように、関節も、ケアする事で老化を遅らせる事が可能なのです。 …
5人に1人は慢性痛で苦しんでいる
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 慢性痛に悩む人の数は、全国に2700万人と言われています。その数は、5人に1人と推定されていていますが、高齢化が進んでいる今では、それ以上の数だと思います。 そして、そのうちの7割の人が痛みを我慢しているのが現状です。 その背景には、時間的、経済的な問題もありますが、最も多いのは、改善への取り組みがない事しないです。 一生に一度は経験するといわれる腰痛を例にすると、実際に器質的な疾患がある人は僅か15%ほどで、それ以外は関節機能障害やストレスによるものです。 仮に、器質的な疾患があり、手術などで取り除いても消えない疼痛があるとしたら、それは関節機能障害か精神的なストレスが原因かも知れません。 特に家庭内や仕事上の悩みを抱えている人は、常にストレスにさらされているため、筋肉の緊張が高まりやすくなります。筋緊張が高まれば、血行障害が起きたり、力が抜けなくなるなど、目に見えない症状が起こります。ストレスの原因を施術で取り除く事はできませんが、身体に出ている症状の改善が悪化予防や、二次障害予防になるはずです。 …
身体の中からアンチエイジング
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 いつまでも若々しくいたいのは、誰もが同じですが、避けて通る事が出来ないのが老化です。 人には、いくつかの成長段階があり、その全てが止まると衰えていくだけになります。 最終段階の老年期になると、細胞や機能が衰えて身体は錆びついてしまいます。 何をしたわけでもないのに、突然、不調に襲われたり、身体が思うように動かなくなります。 見た目を若く着飾っても、背中が丸まっているだけで老けて見えます。また、衰えは見た目だけでなく、動作に現れます。 現代は関節や筋肉などの運動器を動かす事が注目されて、高齢者向けのフィットネスが流行っています。 筋肉は脳と一体化しているので、運動が認知症予防になり、身体だけでなく気持ちも若返る効果があります。 しかし、身体を動かしたくても動けない人もいます。 関節が硬くなり、自動運動で動かなくても、他動的に動かしてあげる事で、一気に改善する事があるのです。 …
体の痛みを理解しよう!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 痛みは、体が発する信号です。 痛みには、ありふれた痛みから、命に係わる重大な病気を知らせる痛みもあります。 乾燥肌の人が痛みに敏感なように、痛みの感じ方には個人差があるので、痛みの度合いは本人にしかわかりません。 しかし、どんな痛みも、長く続けば、精神面に影響が出たり、痛みを庇って余計な力が入るために、体の負担になる事だけは間違いありません。 痛みの原因には、神経、骨、筋肉、関節、皮膚、内蔵、炎症、心因性のものまで、数多くあります。 疾患があれば医療検査で見つかるものが多いですが、原因が見つからない場合は、意外とありふれた原因という事があります。 また、異常が見つからなくて安心する人もいれば、逆に不安になる人もいます。 例えば、心因性の痛みは、原因が特定しにくいものです。 その場合は、体の症状を緩和するだけでも、不安が取り除かれる事も理解しておきましょう。 …
不調の三大要因とは?
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 体の痛みで病院の検査を受けても原因が見つかるのは全体からすると、ごく僅かでしかありません。 原因の見つからない痛みの多くは、様々な要因がかさなって起こります。 そして、その大半は、患部以外の不具合が原因になる事が多いのです。 私の経験では、不調の人に共通するのは、あまり水分を摂取しない事です。 水分不足は、筋の働きを悪くして、関節の動きに影響するのです。 そこに、睡眠不足や栄養不足が重なれば、さらに悪化してしまいます。 これらをまとめると、不調に繋がる要素は大きく分けて三つあります。 ①水分不足 ②姿勢 ③睡眠不足 もちろん、これ以外にも精神、栄養、運動不足等の様々な要因がありますが、最低限、この三つが当てはまる人は注意が必要です。 …
花粉症と関節痛
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 2月といえば、スギ花粉が飛び始める時期です。 近年は、花粉の他に、黄砂やPM2.5などの化学物質も飛散しているので、一年中、鼻炎症状に悩む人が増えてきました。 これらのアレルギー症状は、頭痛、頭重、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目の痒み、喉の痛み、微熱、倦怠感、関節痛など、風邪とよく似ています。 風邪で関節痛が出る事はあっても、花粉で関節痛が出る事ケースは、比較的少ないので、アレルギーと思わない人もいるようです。 アレルギー症状は、体内への異物の侵入を守ろうとする防御反応ですが、これが過剰に反応すると、全身に炎症が起きるために関節痛になると言われています。 しかし、花粉アレルギーで関節痛が出たという話はあまり聞きません。 私も花粉症歴は長いですが、過去に一度も関節痛は出ていません。 そうなると、推測にすぎませんが、普段から、関節痛になりやすい人が、アレルギー症状で関節痛が出やすいのかも知れません。 例えば、体の歪みや、水分の不足している人は、関節に負担がかかります。 そういう人にアレルギー症状が出た時に、微熱が出て、関節痛になっても不思議ではありません。 仮にそうであるなら、こまめな水分補給と、全身の歪み矯正で、花粉アレルギーによる関節痛は緩和できるのかも知れません。 …
痛みは危険を知らせる信号
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 痛みには数多くの種類があります。怪我や病気以外の原因不明の痛み。 痛みの出る箇所を動かしても痛くないのに、動作によって出る痛み ジッとしている時は出ないけど、動くと出る痛み。 怪我や病気、炎症であれば、動かなくても痛みが出ます。 原因のハッキリしているものは病院でみてくれますが、異常がなければ、電気と湿布で済ませてしまうかも知れません。 原因がわからなくて、気が付くと慢性痛になっている人も数多くいます。 痛みの原因がどこにあるかは、疼痛が出る動作で見つけるしかありません。 痛みが現れた場合、その動作に関連する関節や周辺組織はどこか? その動作で痛みが出ない場合、動きのおかしい所はないか? 自覚症状はなくても、どこかの関節が制限されているものです。 今は問題ないと思っても、確実に身体には負担がかかっているものです。 …
スポーツクラブが流行るわけ!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 ここ数年、マラソン人気が続いてましたが、最近はスポーツクラブが、すごい勢いで流行ってます。 これは、誰でも気軽に始められるのが魅力の一つなのでしょう。 年齢層を見ても、若年層よりシニアの人達のが多いのも、そのためだと思います。 仕事の落ち着いてくる40代以降になると、体力の衰えも感じる年齢ですから、健康への関心が出る頃です。 三人に一人が高齢者になる時代が到来します。 年金支給開始年齢の引き上げで、60歳を過ぎても働かなくてはいけない人が増える事も確実です。 そうなれば、ますます動ける身体が必要になります。 しかし、ジムがあっても、体が不調では運動も出来ません。 そういった人は、動かない事で、さらに動けない体になってしまうのです。 関節や靭帯は動かさないと硬くなります。 自分で運動が出来ない人は、他動的にでも関節を動かす事が大切です。 例え、他動的であっても、全身の関節を動かす事が、通常のリハビリ10回に相当すると思っています。 …