怪我が治っても痛みが残る理由──関節の拘縮とリハビリのタイミング
骨折などの怪我をすると、しばらくの間は安静にする必要があり、ギプスで固定することもあります。
怪我は時間とともに回復しますが、その間に体を動かさない状態が続くことで、筋肉や関節に「拘縮(こうしゅく)」が起こります。
筋肉や関節は、動かして使うことで柔軟性を保ちます。拘縮が起きると、他の運動器に過度な負担がかかるようになります。
病院で行うリハビリは、拘縮を予防したり改善したりするためのものであり、リハビリの開始が遅れると、その効果も現れにくくなります。
理想的には、怪我による腫れや炎症が収まった段階でリハビリを開始できるのが望ましいですが、多くの場合、「完治してから」始められるケースがほとんどです。
この「待ち時間」に起こる筋肉や関節の拘縮が、怪我が治っても痛みが消えない原因になることがあるのです。
施術で関節の「遊び」を回復
リハビリの開始時期は怪我の状態により異なるため、医師の判断が必要ですが、
もし、リハビリが遅れて痛みが慢性化しているようであれば、
他動的に関節の拘縮を緩める施術を試してみてください。
関節の「遊び(ゆとり)」を回復させることで、スムーズな動きや痛みの軽減が期待できます。
当院でもこのようなケースに対応しており、多くの方にご満足いただいています。
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