「運動神経が悪い」は本当か?
運動能力に“天性”の差があることは否定しない。
でもそれは、あくまで一部分にすぎない。
子どもでも大人でも、
環境・指導・反復練習・身体の使い方――
後天的な要素で、パフォーマンスは大きく変わっていく。
🌀 スポーツに不可欠な「運動連鎖」
パフォーマンスを支える要素、それが運動連鎖(キネティックチェーン)。
例えば――
遠くへボールを投げる。
体幹を捻り、肩 → 肘 → 手首 → 指先へと、
力を連動して伝える一連の流れがある。
この運動連鎖が正常なら、
無駄な力なく、最大出力でパフォーマンスが発揮できる。
💥 でも、なぜ“動けなくなる”のか?
問題は、怪我の後や疲労の蓄積だ。
- 関節が硬くなる(拘縮)
- 筋肉が張って緊張している
- どこかが歪んでいる
こうなると、関節の滑りが悪くなり、運動連鎖が途中で止まる。
力は伝わらず、思った通りに動けなくなる。
⚠️ 筋力トレーニングだけでは足りない
筋力や持久力は、時間をかければ戻る。
でも、歪んだ関節や乱れた運動連鎖は、勝手には戻らない。
・疲れてくると動作がブレる
・フォームを戻しても、なぜか違和感がある
・力が抜ける、出ない
――それ、関節の動きの軌道がズレてる証拠。
✅ まず整えるべきは、滑らかな“関節の連動”
運動能力を取り戻す近道は、
筋トレではなく、関節の調整から。
- 動作に必要な軌道を整える
- 動きを連動させる
- 無理なく、自然に力が出せる状態へ戻す
これができて、はじめて**「正しい動作」**が習得できる。
そしてそれが、再発防止にもつながる。
🔚 結論
- 「動けない」は練習量だけの問題じゃないかも
- 筋肉より先に、“連動”が回復のカギ
- 関節を整え、力がスムーズに伝わる体をつくれ!
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