骨格ケアセンターの渡邊英司です。 背骨は真横から見た場合、正しい姿勢は肩甲骨あたりの湾曲が腰よりやや大きい、2対1のS字カーブです。それに対して、不良姿勢は以下の3つのタイプに分かれます。 ① 上下の湾曲が大きくなった姿勢 ② 背中の上部の湾曲が長く丸まっている姿勢 ③ 湾曲が直線的になっている姿勢 この①②③の姿勢には専門的な呼び方がありますが、文献で違うので、上記のように表現しました。この3つのタイプで、身体にかかる負担が異なります。 例えば、①の姿勢は、首と腰が反る姿勢なので、顎が上を向き、骨盤が前傾します。その影響は、顔面筋が緊張するため、顎関節症や頭痛が起きやすくなります。また、後屈動作で痛みの出る脊柱管狭窄の人は症状が強くなります。 こういった、身体の癖は日常姿勢で作られるので、自身のタイプがわかれば、日頃、気を付けなければいけない姿勢に注意を向けることが出来ます。また、スポーツでの運動能力を高めたい人は、どこをどう改善すべきかや、スポーツ障害を減らす事も可能になるのです。 …
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一流のアスリートに学ぶ
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 世の中には、人間離れした才能をもっている人がいます。 その多くは、人一倍努力も積み重ねてきた人達です。 一般の人達は、テレビに出てくる有名な人しか見る機会がないと思いますが、表に出ない隠れた逸材がいる事も事実です。 そういった、隠れた『本物』は、自身の向上にしか興味がなかったり、チャンスに恵まれなくて表舞台に立てないでいる人もいます。 また、せっかく夢がかなっても、体の故障でリタイヤする人もいます。 私も、仕事を通じて、多くのアスリートと接する機会があるので、考え方や体の使い方で意見を交わしていると、ある事が見えてきました。 ①優秀なアスリートは、相手のミスを願わないが、実力のないアスリートは相手のミスを願う。 実力がある人の考え方は、相手が上手ければ、それ以上に上手くやろうとします。実力が下だと、相手のミスを願います。言い方を換えると、自らの実力が下と認めているのです。 誰だって強い人より、弱い人と戦った方が勝率が上がりますが、それでは強くなれないのです。 ②優秀なアスリートは基本に忠実である。 優秀なアスリートの中には、独特な動きをする人がいますが、良く見ると基本に忠実な人が多い事に驚かされる事があります。これは、基本を理解しているから出来る事で、基本動作を自分なりに応用しているのです。 基本を知らない人の動きは、関節に負担のかかる動きをしているのです。 それぞれのスポーツに基本がありますが、基本とは体の使い方です。 基本を正しく理解していれば、自分の動きに応用する事が出来ます。 要は、エネルギー効率と体の負担を最小限にパフォーマンスを向上させれば良いのです。 途中でリタイヤしてしまう人の多くは、他人よりセンスが良くて、コーチや監督からフォームの修正をされてこなかった人達です。 これは、基本を疎かにしたスポーツ障害です。 こんなつまらない事で、人生が左右されてしまうのです。また、基本を知らずに、見た目だけを真似る人もいますが、本当に真似るべきは、見た目ではなく、その人の姿勢なのです。 …
スポーツ整体
アスリートのためのケアとは スポーツでの反応速度や反射能力を高めるには、基本での反復運動が不可欠となり、適度な筋力左右差が生じる事でパフォーマンスUPに繋がります。しかし、過度な筋力左右差で関節可動域左右差が大きくなると、筋収縮が妨げられてしまうため、パフォーマンス低下の原因になります。 私の経験では筋力左右差は6(強)対4(弱)が望ましく、それ以上になると障害が起きやすくなります。オーバーワーク気味の人や間違った体の使い方をしている人は7対3以上の筋力差が生じている事が多くあります。 たんなる筋肉疲労であるならマッサージでほぐす事で解消できるのですが、一定方向への繰り返し運動で生じた筋発達はほぐして整うものではありません。また、過度な筋力左右差は関節のズレや捻じれによって、関節の拘縮が起こり、関節内に十分な水分供給ができなくなるため、自然に元の状態には戻らなくなります。そして、関節摩擦の増大による柔軟性や筋出力の低下が起こりキレまで失ってしまいます。そのため、アスリートのケアで重要なのは①未発達な神経筋を働かせる②関節の遊びを回復させる③筋比率を整えるなどが重要になるのです。 柔軟でスムーズな動きが蘇る! スポーツ動作は、姿勢から姿勢への移動で、素早く動いて素早く止まることで、次の動作への備えが出来ます。もしもフォームが崩れていたら初速の遅れや、静止時に上体がぶれてしまうため、次の動作に備えることが出来なくなり、メリハリのない慌てたような動きになってしまいます。これは運動の要である関節の遊びが消失している人に多く見受けられます。関節の遊びが減少すると、カラダが歪み、重力に対してバランスが保ちずらくなる他、関節摩擦の増大によって筋腱の機能が妨げられて 『本来の力が出せなくなる』 『違う方向に力が抜けてしまう』 といったことが起きたり、柔軟性やキレを失なってしまいます。しかし、関節の遊びが改善すると、バネ感が回復して、身体にかかる負担を軽減させたりパフォーマンスを高める事も出来るのです。 例えば、ゴルフでは関節可動域が狭いと、常にフルスイングに近い状態となるため疲労で乱れてしまいますが、全身の関節可動域にゆとりが出来ると、カラダへの負担が減少し、効率よくカラダが使われることで安定的なプレーが楽しめます。 各種スポーツ他、ダンス、バレエ等 あらゆるシーンでのパフォーマンスUPが期待できます! スポーツ障害予防 スポーツ障害の原因はオーバーユースです。アスリートが人一倍練習するのは当然ですが、同じ練習をしても何でもない人がいるのも事実です。両者の違いは、生まれ持った耐性の違いやカラダの使い方などがあります。 生まれ備わったものは変える事が出来ませんが、カラダの使い方は変えることが出来ます。それには、自身の動きのクセを知り、間違った認識を修正していかなければなりません。 よくある間違いの1つが、上手い選手のフォームや練習方法をそのまま真似てしまう事です。 例えば、上手い選手は、素質を生かすために指導者があまり直さないことがあります。特に、今のスポーツ界は結果が全てなので、下手に直して崩れる事を恐れます。スポーツ雑誌を見ても、結果を出している選手のフォームや練習方法が特集で組まれたりしますが、その選手だからこその動きが正しいと思われれば大多数の人が真似るでしょう。しかし、基礎も知らず、耐性も弱い人が真似れば故障が起きても不思議ではありません。また、上手い選手でも直されずに来た選手は基本に忠実でない事もあるので、将来的には故障するかも知れないのです。まずは基本を守り、体の構造に逆らう動き方をしない事が上達への近道でもあり、選手生命を長く維持させることになるのです。 来院された方の疾患名 足底腱膜炎、肉離れ、シンスプリント、ジャンパー膝、ランナー膝、オスグッド、前十字靭帯損傷、半月板損傷、梨状筋症候群、筋・筋膜性腰痛症、腰椎圧迫骨折、腰椎分離症、腰椎すべり症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、テニス肘、ゴルフ肘、野球肘、肘部管症候群、野球肩(ルーズショルダー)、胸郭手口症候群、腱板損傷・・・他 ※当センターは医療機関ではないので診断は行ないません。上記疾患名は患者様が医療検査で確認したものになります。 施術を受けるタイミング 柔軟性がなくなってきた 身体が重く感じる 動作が鈍くなった つまずくようになった 寝つきが悪い 仰向けで寝れない 寝起きに踵が痛い時 痛みが出たり消えたりを繰り返す時 伸びをするとつる時 呼吸がしにくい スポーツで伸び悩んだ時 スポーツの試合前後 キレがなくなった時 怪我後のリハビリとして ブランクが空いた時 緊張がとれない時 歯ぎしりや食いしばりがある時 来院された方のスポーツ種目 野球…