秋冬に急増する“駆け込み急性痛”の正体とは?
「ぎっくり腰」「寝違え」「肩甲骨の激痛」などで来院される方が、毎年この時期になると増えてきます。
そのほとんどに共通しているのが——
👉 筋肉の異常な硬さ
👉 関節の可動域の狭さ
これらの急性痛の背景には、脱水と電解質バランスの乱れが潜んでいることが多いのです。
💧 冬も脱水になる?意外な落とし穴
「脱水」と聞くと、夏の熱中症を思い浮かべがちですが、実は冬も脱水リスクが高い季節です。
- 気温が下がると、喉の渇きを感じにくくなり、水分摂取が減少
- 暖房による乾燥で、知らず知らずのうちに水分が失われる
- 代謝が落ち、排尿量が減っていても、体液バランスは乱れている
さらに、電解質が不足している状態で水だけを飲むと、体液が薄まり逆効果になることも。
⚠ 脱水が引き起こす“痛みの連鎖”
体内の水分と電解質が不足すると…
- 筋肉の収縮がうまくいかず、筋膜が緊張・硬化
- 関節の動きが悪くなり、神経が圧迫
- 疼痛物質が筋肉から放出されて、痛みや痺れが発生
つまり、脱水や電解質の乱れが、「ぎっくり腰」「寝違え」「肩こり」などの引き金になるのです。
📍 予兆を見逃さない!
以下のような症状は、“カラダの乾き”のサインかもしれません。
- 足がよくつる
- 異常な肩こり
- 背中や肩甲骨の奥の鈍い痛み
- 首が動かしにくい
これらの違和感を感じたら、経口補水液などで電解質も一緒に補給し、軽いストレッチで様子を見ましょう。
※ただし、無理に伸ばすと筋膜を傷つける場合があるので、“気持ちいい程度”がベストです。
🧘♂️ 自分でできないなら、施術でサポートを
動かそうにも痛くてストレッチができない…
そんなときは、他動的な施術(手技)で可動域を広げることで、症状の改善が期待できます。
放置せず、早めにケアすることが急性痛の悪化を防ぐカギになります。
🔚 まとめ
秋冬に増える急性の痛み。その裏にあるのは、**見えない「乾き」**です。
脱水や電解質不足を防ぐには、日頃の意識が大切です。
体調の小さなサインを見逃さず、季節に合った予防とケアを心がけましょう。
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