骨格ケアセンターの渡邊英司です。 腰に負担がかかり続けていると、筋肉疲労が蓄積して、筋・筋膜性腰痛症を発症する事があります。この腰痛は、持続的な同一姿勢で発症するケースと、スポーツ活動などで、筋肉や筋膜を損傷するケースがあります。 例えば、流れ作業のように、同じ事を繰り返す姿勢で腰痛が出たとします。 その腰痛は、仕事で起きたものなので、ほぼ毎日の負担が原因と考えられます。 また、学生が部活動などで腰痛を発症する事がありますが、最初のうちは、たんなる筋肉痛かも知れません。 しかし、筋肉を鍛える事は、わざと筋肉にダメージを与える事です。 ダメージと回復が繰り返されて、筋肉は肥大しますが、回復する間もなく、ダメージを与えれば、たんなる損傷にしかなりません。 そういった負担が限界に達すると、ちょっとしたきっかけで、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアを発症する事もあるのです。 腰痛を何度も繰り返している人に多い特徴は、休みなく働いている人や、スポーツ活動で練習を休めない人です。 これらに共通するのは、疲労を回復させていない事です。 筋・筋膜性腰痛症は、誰にでも起こり得る腰痛ですが、100%改善可能な腰痛です。 原因を知らずに無理をしても、痛みが消えるどころか、やがては重大な疾患に繋がる事もあるのです。 …
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上を向いた時に出る首の痛み
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 読書やスマホを見る時など、下を向いて頭を前に突き出す姿勢をしている人が急増しています。 頭部の重さは、平均6キロあるので、それを支える首には、かなりの負担がかかってしまいます。 首周囲の筋肉は細くて、重さに対しては弱いために、筋緊張が起きて拘縮しやすい特徴があるのです。 頭を突き出す姿勢は、首だけでなく、背中も丸まるために肩が巻き込んでしまいます。 この姿勢で、頚椎上部にあたる、頭半棘筋周囲に拘縮が起こります。 肩が入り込むと、首の後屈動作が制限され、さらに頚椎上部の拘縮によって、上を向いた時に、瞬間的な痛みが現れたりします。 頚椎上部の拘縮は、うつ伏せで読書をしたり、長時間のパソコン作業など、顎を突き出す姿勢をする人に多く現れます。 こういった姿勢をする人は頭痛持ちの方が多いので注意が必要です。 症状の改善には頚椎上部の弾力調整の他、第一肋骨、胸椎、胸郭、鎖骨の調整も不可欠なのです。 …
足関節の硬さが不調を作り出す!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 人は成長とともに、身体の機能分化が進むために、左右が非対称になっていきます。 これは、誰一人、例外ではなく、生活習慣の違いで個人差があるだけです。 大半の人は右利きですが、右利きの人は左足荷重になります。 左足荷重に靴の締め付けが加わると、左足関節は右足よりも硬くなりやすくなります。 足関節は車でいえばサスペンションの役目をしています。 足関節が硬ければ、サスペンションの利かない車でデコボコ道を走るのと同じで、体にはかなりの衝撃が伝わります。 また、人は重力に対してバランスをとっていますが、足関節が硬いと、重心移動が妨げられてしまいます。 重心移動が出来なくなると、無理な筋緊張が起こり、疲労やストレスが加わる事で、極度な緊張状態になる事もあります。 それを放置したままでいると、歪みや捻じれが強くなるのです。 これは、ほんの一例ですが、足関節の動きが正常になっただけで、腰痛や肩こりが解消したり、中には顎関節症が緩和したという事もあるのです。 …
頑固な肩こりの解消法
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 何年もマッサージ通いしているのに、改善しない肩や首のコリ。諦めている人も多いはずです。 肩こりの主な原因は血行不良。血行不良の原因は、姿勢やストレス、なで肩、いかり肩など様々なものがあります。 また、複合的な要因が絡んでくることも多く、肘や手首の不調が、症状を悪化させる事もあります。 肩こりの原因を絞ると二つに分かれます。 一つ目は筋肉のトラブル。 二つ目は関節が原因のトラブル。 頑固な症状だと、どちらも関係している事があります。また、コリで皮下で酸欠が起きていると、筋膜の滑りが悪くなっている事もあります。 これらは、水分不足が関係しているケースも多くあります。 手技による解消法は、酸欠の起きている皮膚にたわみを付ける。たわみの付け方が分からない時は、僧帽筋周辺の皮膚を全体的につまんで下さい。皮膚にたわみがつくと、皮膚のツッパリ感が一時的にですが解消します。 その状態のうちに、揉んだり、関節を動かすなどをすると効果的です。 また、肩こりの大元は頚椎という事がよくあります。 頚椎の調整は、素人は危険なので、簡単な方法としては、後頭骨下部を親指で横にマッサージすると良いです。いつの間にか歯を食いしばっている人や、腕の力が抜けない人は、胸鎖乳突筋や鎖骨の下を解すと効果的です。 そして、肩には第二肩関節と呼ばれる箇所があります。関節と言っても、本当の関節ではなく、関節の役目をする筋肉です。 それは、肩甲骨周囲なので、肩甲骨はがしを行なうと、肩こりは嘘のように解消します。 …
小さな変化の積み重ねが大きな変化になる
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 最初に、この動画を見て下さい。私の大好きな動画です。 この動画では、姿勢や動作と心の結びつきを話しています。ある姿勢を毎日、2分間するだけで、自信がつき、周囲の人の評価が変わり、人生そのもが変わってくる事を話されています。 自信がなければフリをしる。フリが本物になるまで。 これは、体の不調も同じです。 不調が改善しにくい人に共通する事も、良くなるという自信をなくしてしまい、治ればよいと、半分は諦めの気持ちがあります。施術で変化が出ても、自宅でやるべきエクササイズもやらずに、やってはいけない姿勢をしている。 そのため、一進一退を繰り返す習慣がついてしまうのです。 自信のない人がとる姿勢と、不調に悩む人の姿勢は同じです。施術で少しでも変化が出ていれば継続。 小さな変化の積み重ねが、大きな変化に変わるまで! …
あなたは歪んでいませんか?
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 ふだんの、何気ない姿勢や動作は、知らないうちに、あなたの身体を歪ませています。 身体の歪みは、あなたのクセです。 長年の頑固なクセを改善するには、時間がかかりますので、そうなる前に整えましょう。 歪み度チェック ・写真を撮ると顔が斜めを向いている ・首が傾いている ・左右の肩の高さが違う ・左右の骨盤の高さが違う ・左右のバストの高さが違う ・左右のお尻の垂れ方が違う ・両手を上にあげると長さが違う ・左右の脚の長さが違う ・両膝を抱えると膝の高さが違う ・仰向けに寝た時の足の開き方が違う ・脚組をすると、やりやすい方とやりにくい方がある ・腕組みが、やりやすい方とやりにくい方がある 歪みを作る姿勢 ・草むしりをよくする ・スマートホンを見てばかりいる ・横座りをする ・女の子座りをする(ペシャンコ座り) ・イスに浅く座る ・ショルダーバッグを同じ側に下げている ・アームレストに寄りかかって運転する ・横を向いてテレビを見る ・寝転んでテレビを見る ・横向きやうつ伏せで寝る ・背中を丸めている ・うつ伏せで本を読む ・食べ物を噛むのは片側だけ 身体の歪みは、見た目だけでなく、様々な症状となって現れます。例えば、雑巾絞りをイメージして下さい。 身体が歪むと、関節は雑巾のように捻じれて詰まってしまいます。関節の詰まりは、滑液循環を悪くするため、関節軟骨への栄養供給が妨げられます。栄養の行き渡らない関節は老化を早め、滑りを悪くするために、関節や周辺組織の負担になるのです。 痛くなったら、整えるでは、間に合わない事もあるのです。 …
労働障害
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 社会人になると、職場で長時間に及ぶ、繰り返し動作や、事務仕事などで同じ姿勢をとり続けなければいけない事があります。 例えば、事務仕事の方は、一日中パソコンと向かい合う事も多く、首や肩のこりに悩む人はかなりの数になります。また、重い物を持ち運びするような職種や、美容師みたいに前屈みでシャンプーする仕事をする方だと、腰痛を発症リスクも高まります。 これらは、職業病ともいわれますが、同じ仕事を続けている限りは、ずっと付き合っていかなくてはいけません。しかし、症状が悪化すれば、仕事効率が悪くなるだけでなく、精神的なダメージも蓄積していきます 私自身も、仕事柄、前屈み姿勢で施術をしますから、こういった労働障害は他人ごとではありません。定期的にケアしている人は、しない人より、痛みの強さや頻度は少ないでが、それでもゼロにはならないかも知れません。 それは、日常生活時間に比べて、施術時間は、ほんの僅かしかないからです。 労働障害は、少なくとも定年までは続きますので、少しでも快適に過ごしたい方は、痛みが慢性化する前に、正しい身体の使い方を学び、不調を予防する心掛けが大切です。 …
カラダのコップ
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 今日は偶然見た動画に感銘したと同時に考えさせられましたので紹介します。 参照元:イミシン Facebook 動画に流れる文章を読んだので全文は覚えていません。 ある精神科医がストレス管理の仕方をコップの水に例えたスピーチです。彼女は水の入ったコップを手に持ち歩き始めました。 受講者の誰もが「もう半分しかない」「まだ半分ある」の質問を予想しました。 ところが、このコップはどのくらいの重さだと思いますか?と尋ねたのです。 さまざまな答えが飛び交いました。 重さは重要ではありません。 水の入ったコップをどれくらい持つかによって重さが変わってきます。 例えば、1分持っていても問題ありませんが、1時間持っていたなら腕が痛くなるでしょう。 1日持ち続けたら、腕が痺れて感覚も麻痺してきます。 コップの重さは変わりませんが、長く持てば持つほど、重く感じていくのです。 ストレスや心配事も、このコップの水に似ています。 抱えているのが少しの間であれば何も起こりません。 もう少し長い間抱えていると、そのことに痛みを感じてきます。 四六時中抱えていれば、やがて人は無力感に襲われ、何もやる気が起こらなくなります。コップを下に置くのを忘れないでください。 身体が受けるストレスも全く同じです。 身体が歪んで姿勢が崩れてしまうと、過度な筋緊張が起こり、痛みや違和感に繋がります。 長期に負担が蓄積すれば、それが慢性になり、頭から離れなくなり、痛みに敏感になり心にも影響してしまいます。 身体のコップも下に置いて下さい。 …
チクチクする胸の痛み(肋間神経痛)
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 チクチクとした胸の痛みで、乳癌や肺癌かと不安になった人もいると思います。 痛みが現れた時は、万が一に備えて、早めに医療検査を受けるべきですが、検査で異常が見つからなかった場合は、肋間神経痛かも知れません。 肋間神経痛は女性に多く、乳癌と間違えられやすい症状です。 肋間神経痛は病名ではなく、原因も様々ですが猫背の人に多いのも特徴の一つです。 背中を丸めていると、胸椎と肋骨を連結する、肋椎関節の動きが悪くなるため、その周囲の筋緊張が高まり、神経痛が生じる事があります。 また、この筋緊張を放置しておくと二次障害に繋がります。 胸椎は、頚椎に影響するので、首痛になる事もあります。 また、首は腰に影響します。 こういった二次障害を防ぐには、脊椎の動きを正常にして、痛みを緩和を優先しながら、姿勢改善をしていく事です。 …
子供の運動器検診
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 運動器とは、動作に関係する、筋肉、腱、骨、関節、靭帯、神経などの器官の名称です。 平成28年度から、文部科学省の省令改正で、内科検診、側弯症検診の他に運動器検診が加わりました。 現代の子供達は、しゃがめない、片脚立ちが5秒以上出来ない、骨折、スポーツ障害などが増えています。 こういった異変に、子供や親が気づかない事が殆どです。 運動器の障害は、構造的なものと機能的なものに分けられます。 レントゲン検査などで、骨折や変形などの構造的異常が見つかれば良いですが、異常が見つからないのに、腕が上がらない、痛みがある場合があります。 仮に、検査で引っかかっても、経過観察で、再検査をするわけですが、機能的な障害は、日常動作が原因となる、骨格の歪みによる事が多いため、自然回復はしません。 また、何もしなければ二次障害に繋がるので、骨格の歪みを整えるなどの対処が必要なのです。 …