骨格ケアセンターの渡邊英司です。 顎関節症の原因で多いのは歯の咬み合わせのズレです。 顎にも手足同様に、利き顎があるので、顎関節がズレやすくなります。 今回は、こういった顎が直接的な原因ではなく、顎から離れた部位のズレが影響して、顎関節がズレるお話です。 関節機能が妨げられると、その影響が遠く離れた部位に及ぶ事があります。 顎関節症も、その例外ではありません。 例えば、下肢に問題が起きて姿勢が崩れた場合、体幹の緊張状態も正常とは異なります。 この緊張が体幹だけにとどまり、顎だけ無関係というわけにはいかないのです。 顎の周囲には様々な筋があり、それらが互いに協調しあって顎の開閉を行うため、姿勢が崩れてしまうと、体幹と頭部の位置関係が変わってしまうからです。 見る角度を換えれば、体の歪みが顎関節に影響する事があるという事です。骨格ケアセンターでは、新メニューに整顔を増やしました。身体の歪みと顔の歪みの同時ケアで、より身体の変化が実感できますので、興味のある方はお試し下さい。 …
「骨格や骨盤の歪み」の記事一覧(5 / 7ページ目)
レントゲンに写らないものが何故わかるのか?
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 病院での腰痛検査はレントゲンが一般的ですが、レントゲン以上に骨の状態がわかるのはCT検査です。 そして、さらに詳しくわかるのがMRIです。 MRI検査は、骨髄や軟部組織の状態もわかるとされてますが、それほどの優れた検査器具でも見つけようがない事があります。 それが、関節機能障害です。関節機能障害は、患部ではなく、患部以外に起きている事が殆どだからです。 関節機能障害が起きたから、すぐ痛みに繋がるとは限りませんが、関節のトラブルは連鎖的に広がる事は間違いありません。 しかし、レントゲンで写らないものが、どうやってケア出来るのかを疑問視する人もいます。 例えば、優れた職人が、機械よりも精密に物を作るのを見た事はありませんか? 機械で出来ない事を簡単にやってのける技能は凄いものです。 木彫りが触診の練習になりました。 関節のケアもその一つです。手先の感覚は、写真と違って、凹凸具合や、動き、硬さなど、細かな情報を探し出すレントゲンみたいなものなのです。 ※身体の仕組みがよくわかる整体セミナーの受講生を募集しています! …
スポーツの壁
骨格ケアセンター渡邊英司です。 真剣にスポーツをしている人であれば、誰もが一度は立ちはだかるのが壁です。私も子供の頃から空手を続けているので、壁には何度となくぶつかってきました。 その度に、どうしたら良いかがわからず悩み苦しみ、練習が足りないと言い聞かせて、自身を追い込んできました。 体が壊れても休まず、回復したらしたで、懲りずに同じ事を繰り返していました。ライバルに出来る事が、自分に出来ないはずはないと思っていたので、練習量は増える一方でした。 そして、その代償として、肘と膝を故障してしまいました。そのやり方が間違えと気づくのに10年もかかりましたが、今は、その経験をもとに、スポーツをする方の力になれると思っています。 ハッキリと言います。 根性では、壁は乗り越えられません。壊れたらお終いです。 スポーツの壁にぶつかった時は、考える時間を与えられたと思えばよいのです。 限界までトレーニングをしている人は、筋力左右差が強くなる。 筋力左右差の出過ぎは、筋肉に負担がかかっている。 それ以上の追い込みは、さらに筋肉や関節を痛めてしまう。 やれるだけの事をやってきた人は、練習不足ではなく、使い過ぎによる機能低下でノビシロがなくなっているのです。 関節の角度が正しければ、筋肉に負担のかからないフォームに修正出来ます。 メンタルが弱い人は、人と比較するからです。今の自分と、これからの自分を比較して下さい。 答えは近くにあるのです。 …
足関節の硬さが不調を作り出す!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 人は成長とともに、身体の機能分化が進むために、左右が非対称になっていきます。 これは、誰一人、例外ではなく、生活習慣の違いで個人差があるだけです。 大半の人は右利きですが、右利きの人は左足荷重になります。 左足荷重に靴の締め付けが加わると、左足関節は右足よりも硬くなりやすくなります。 足関節は車でいえばサスペンションの役目をしています。 足関節が硬ければ、サスペンションの利かない車でデコボコ道を走るのと同じで、体にはかなりの衝撃が伝わります。 また、人は重力に対してバランスをとっていますが、足関節が硬いと、重心移動が妨げられてしまいます。 重心移動が出来なくなると、無理な筋緊張が起こり、疲労やストレスが加わる事で、極度な緊張状態になる事もあります。 それを放置したままでいると、歪みや捻じれが強くなるのです。 これは、ほんの一例ですが、足関節の動きが正常になっただけで、腰痛や肩こりが解消したり、中には顎関節症が緩和したという事もあるのです。 …
小さな変化の積み重ねが大きな変化になる
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 最初に、この動画を見て下さい。私の大好きな動画です。 この動画では、姿勢や動作と心の結びつきを話しています。ある姿勢を毎日、2分間するだけで、自信がつき、周囲の人の評価が変わり、人生そのもが変わってくる事を話されています。 自信がなければフリをしる。フリが本物になるまで。 これは、体の不調も同じです。 不調が改善しにくい人に共通する事も、良くなるという自信をなくしてしまい、治ればよいと、半分は諦めの気持ちがあります。施術で変化が出ても、自宅でやるべきエクササイズもやらずに、やってはいけない姿勢をしている。 そのため、一進一退を繰り返す習慣がついてしまうのです。 自信のない人がとる姿勢と、不調に悩む人の姿勢は同じです。施術で少しでも変化が出ていれば継続。 小さな変化の積み重ねが、大きな変化に変わるまで! …
あなたは歪んでいませんか?
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 ふだんの、何気ない姿勢や動作は、知らないうちに、あなたの身体を歪ませています。 身体の歪みは、あなたのクセです。 長年の頑固なクセを改善するには、時間がかかりますので、そうなる前に整えましょう。 歪み度チェック ・写真を撮ると顔が斜めを向いている ・首が傾いている ・左右の肩の高さが違う ・左右の骨盤の高さが違う ・左右のバストの高さが違う ・左右のお尻の垂れ方が違う ・両手を上にあげると長さが違う ・左右の脚の長さが違う ・両膝を抱えると膝の高さが違う ・仰向けに寝た時の足の開き方が違う ・脚組をすると、やりやすい方とやりにくい方がある ・腕組みが、やりやすい方とやりにくい方がある 歪みを作る姿勢 ・草むしりをよくする ・スマートホンを見てばかりいる ・横座りをする ・女の子座りをする(ペシャンコ座り) ・イスに浅く座る ・ショルダーバッグを同じ側に下げている ・アームレストに寄りかかって運転する ・横を向いてテレビを見る ・寝転んでテレビを見る ・横向きやうつ伏せで寝る ・背中を丸めている ・うつ伏せで本を読む ・食べ物を噛むのは片側だけ 身体の歪みは、見た目だけでなく、様々な症状となって現れます。例えば、雑巾絞りをイメージして下さい。 身体が歪むと、関節は雑巾のように捻じれて詰まってしまいます。関節の詰まりは、滑液循環を悪くするため、関節軟骨への栄養供給が妨げられます。栄養の行き渡らない関節は老化を早め、滑りを悪くするために、関節や周辺組織の負担になるのです。 痛くなったら、整えるでは、間に合わない事もあるのです。 …
カラダのコップ
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 今日は偶然見た動画に感銘したと同時に考えさせられましたので紹介します。 参照元:イミシン Facebook 動画に流れる文章を読んだので全文は覚えていません。 ある精神科医がストレス管理の仕方をコップの水に例えたスピーチです。彼女は水の入ったコップを手に持ち歩き始めました。 受講者の誰もが「もう半分しかない」「まだ半分ある」の質問を予想しました。 ところが、このコップはどのくらいの重さだと思いますか?と尋ねたのです。 さまざまな答えが飛び交いました。 重さは重要ではありません。 水の入ったコップをどれくらい持つかによって重さが変わってきます。 例えば、1分持っていても問題ありませんが、1時間持っていたなら腕が痛くなるでしょう。 1日持ち続けたら、腕が痺れて感覚も麻痺してきます。 コップの重さは変わりませんが、長く持てば持つほど、重く感じていくのです。 ストレスや心配事も、このコップの水に似ています。 抱えているのが少しの間であれば何も起こりません。 もう少し長い間抱えていると、そのことに痛みを感じてきます。 四六時中抱えていれば、やがて人は無力感に襲われ、何もやる気が起こらなくなります。コップを下に置くのを忘れないでください。 身体が受けるストレスも全く同じです。 身体が歪んで姿勢が崩れてしまうと、過度な筋緊張が起こり、痛みや違和感に繋がります。 長期に負担が蓄積すれば、それが慢性になり、頭から離れなくなり、痛みに敏感になり心にも影響してしまいます。 身体のコップも下に置いて下さい。 …
あなたの関節が危ない!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 痛みの感じ方には個人差があります。 痛みを我慢できる人もいれば、僅かな痛みでも敏感に反応してしまう人もいます。 これは 痛みの感じ方に個人差があるためです。 しかし、我慢できる人と、我慢できない人を比べると、体の負担が少ないのは後者かも知れません。その違いは、放置するかしないかです。 痛みを我慢する人の多くが、身体をケアする習慣がありません。逆に、我慢できない人は、不安で、すぐに病院に行ったり、整体を受けたりします。 病気を例にすると、普段から健康管理している人は定期的に検診を受けますが、中には全く気にしない人もいます。 そういう人に限って、異変を感じた時には手遅れという事がよくあります。 誰にでも起こり得る関節の痛みも、例外ではありません。 足腰の痛みを我慢する人は、我慢の限界が来て、検査をしたら、膝や腰が変形していたなんて事も珍しくありません。 通常、身体の痛みの多くは、関節部に出ますが、そこには関節軟骨があるので、絶えず擦り減らしているわけです。 見方を換えると、良く動く人ほど軟骨が減ります。 働く事が好きな人、スポーツをするのが好きな人。 関節を大事に使わなければ、大好きな事が出来なくなくなる事もあります。 同じ減るでも、均等に減るか、片減りするかの違いで、長持ちの仕方がかわります。 手遅れになる前に、骨格アライメントを整える習慣を身に付けて下さい。 …
仰向けで寝れない腰痛!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 仰向けで寝れない腰痛!それは腰の反り過ぎが原因かも知れません! 原因の一つとして考えられるのは、腸骨の伸展が妨げられている事です。 例えば、事務仕事などで長時間座りっぱなしの人は、股関節が屈曲したままなので、大腰筋の筋拘縮が起きやすくなります。 大腰筋が筋拘縮すると、骨盤が前傾して、背骨の弯曲が大きくなるため、腰が過剰に反ってしまうのです。 これはハイヒールを履く人にも多くみられます。ハイヒールを履いた時の姿勢は、つま先立ちと同じで、膝や股関節が屈曲した状態になりやすいです。 そのため、反り腰になると、仰向けで寝た時に腰が浮いてしまい、腰への負担が大きくなるのです。 その影響は、頚椎にも現れます。寝起きに腰痛や首痛がある時は、こういった原因もある事を覚えておいて下さい。 …
チクチクする胸の痛み(肋間神経痛)
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 チクチクとした胸の痛みで、乳癌や肺癌かと不安になった人もいると思います。 痛みが現れた時は、万が一に備えて、早めに医療検査を受けるべきですが、検査で異常が見つからなかった場合は、肋間神経痛かも知れません。 肋間神経痛は女性に多く、乳癌と間違えられやすい症状です。 肋間神経痛は病名ではなく、原因も様々ですが猫背の人に多いのも特徴の一つです。 背中を丸めていると、胸椎と肋骨を連結する、肋椎関節の動きが悪くなるため、その周囲の筋緊張が高まり、神経痛が生じる事があります。 また、この筋緊張を放置しておくと二次障害に繋がります。 胸椎は、頚椎に影響するので、首痛になる事もあります。 また、首は腰に影響します。 こういった二次障害を防ぐには、脊椎の動きを正常にして、痛みを緩和を優先しながら、姿勢改善をしていく事です。 …