骨は年齢とともに弱くなる。でも、それは止められる。
「骨が弱くなるのは年を取った証拠」
そう思っていないだろうか。だが実際は、年齢より“動かなさ”が骨を壊す。
女性は男性よりも骨がもろくなりやすい。
産後や閉経によるホルモン変化で骨量は減少し、軟骨のすり減り方は男性の約3倍とも言われている。
さらに骨量は30代がピーク。40代以降は、何もしなければ誰でも減っていく。
問題なのは、**年齢や性別に関係なく起こる「運動不足型・骨粗しょう症」**だ。
コロナ禍の自粛で明らかになったのは、
「骨は使わなければ、静かに弱っていく」という事実。
骨を強くするのは「運動の種類」じゃない
骨を鍛える運動と聞くと、ハードな筋トレを想像するかもしれない。
だが答えはもっとシンプルだ。
✔ ウォーキング
✔ 軽いジョギング
✔ 縄跳び(ロープの短い室内用もあるし、なくてもOK)
✔ その場ジャンプ
重要なのは関節に“縦の刺激”を入れること。
骨は、衝撃を受けることで「もっと強くなろう」と反応する。
スペースがなくても大丈夫。
その場で軽くジャンプするだけでも、骨には十分な刺激になる。
骨は「運動+栄養」で完成する
運動だけでは、骨は強くならない。
材料が必要だ。
・カルシウム
・ビタミンD
特にビタミンDは、日光を浴びることで体内で作られる。
本来は1日10〜20分の日光浴が理想だが、
「日焼けしたくない」「猛暑で外に出られない」
そんな理由で不足している人が増えている。
その場合は、屋内運動+サプリの併用も一つの選択だ。
骨は“何歳からでも”応えてくれる
骨は黙って弱るが、
刺激を与えれば、ちゃんと応えてくれる。
将来の骨折リスクは、
今日の「少し動く」で変えられる。








コメント