骨格ケアセンターの渡邊英司です。 顎関節症の原因で多いのは歯の咬み合わせのズレです。 顎にも手足同様に、利き顎があるので、顎関節がズレやすくなります。 今回は、こういった顎が直接的な原因ではなく、顎から離れた部位のズレが影響して、顎関節がズレるお話です。 関節機能が妨げられると、その影響が遠く離れた部位に及ぶ事があります。 顎関節症も、その例外ではありません。 例えば、下肢に問題が起きて姿勢が崩れた場合、体幹の緊張状態も正常とは異なります。 この緊張が体幹だけにとどまり、顎だけ無関係というわけにはいかないのです。 顎の周囲には様々な筋があり、それらが互いに協調しあって顎の開閉を行うため、姿勢が崩れてしまうと、体幹と頭部の位置関係が変わってしまうからです。 見る角度を換えれば、体の歪みが顎関節に影響する事があるという事です。骨格ケアセンターでは、新メニューに整顔を増やしました。身体の歪みと顔の歪みの同時ケアで、より身体の変化が実感できますので、興味のある方はお試し下さい。 …
スポーツが上達しない原因
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 スポーツが上達しない子供の事での相談がありました。 親が見る限りでは、運動神経はそれなりに良いとの事です。 小さい時から、色々なスポーツをやらせてきて、中学生に入ってからゴルフを始めたそうです。 スポーツの上達を妨げる原因はいくつかあります。 例えば、好きでもないのに、親に言われて嫌々しているというのは論外です。 また、センスのある人と比較するのも、どうかと思います。 これらを除いて、今の自分自身を見ていく事が大切です。 人の事ばかり見て、自分の事をわかっていない事がよくあります。 そのため、対抗意識で人の練習を真似て、自分の得意な事を伸ばす事や、苦手な事を補う努力をしていない事があります。 努力をしても上達しないのが事実であるなら、そのまま練習を続けても故障の原因になります。 まずは、身体に負担のかかる箇所を見つけて、動作改善が必要です。 身体の動きには、基本動作があります。 それは、前後屈、左右側屈、左右回旋といった単純な動きです。 その中に、一つでも動きの悪いものがあれば、動作に影響して、思ったように体が動きません。 言い方を換えると、その制限のために、運動機能が妨げられてしまうのです。 それが見つかれば、運動の強化の仕方や、ストレッチする箇所など、その人に欠けている箇所を補う事が出来ます。 例えば、ゴルフでクラブを振る回旋動作は、主に胸椎と股関節が行います。 仮に、股関節の動きが悪ければ、身体を捻じる回旋動作は、胸椎と腕でやる事になるため、ダイナミックな動きは出来なくなります。 その場合は、股関節の柔軟性を高めて、膝の使い方を変えるだけで、フォーム改善が出来ます。 どのスポーツにも共通するのは、体幹の動きが悪いと、体全体が連動しないため、本来の身体機能を最大限に発揮できなくなるのです。 …
寝違え
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 朝起きた時に首に違和感があり、時間の経過とともに痛みが強くなった症例です。 時間と共に痛みが強くなると、寝違えと思わない人もいます。 寝違えやギックリ腰の多くは、名前こそ違いますが、どちらも筋膜の損傷というケースが多く見られます。 寝起きに起きている事が多いから、寝違えなのですが、必ず寝起きに発症するとは限りません。 寝違えが起こりやすい箇所は、胸椎一番と第一肋骨を繋ぐ関節周囲に起きる事が多く、痛みが強くなると、首を支えるだけで激痛が走ります。 通常は、一週間程で回復しますが、発症翌日あたりが、痛みのピークになります。 発症後は、患部を冷やして、動かさない事が良いのですが、ピークを過ぎたら、温めて血液循環がよくしていった方が回復しやすくなります。 但し、三日程を過ぎても炎症が残っている事がありますので、判断の目安として、入浴後、痛みが強くなる場合は、引き続き冷やす。 痛みが和らぐ場合は温めたほうが良いです。 寝違えやギックリ腰の原因の多くは、全身疲労によるものです。 特に、脇腹が硬くなっていると、肩や首の不具合が出やすくなるので、広背筋や肋間筋をストレッチさせて、脊椎の側屈を促してあげると、腕の動きが楽になり、連動する首も楽になります。 …
筋・筋膜性腰痛症
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 腰に負担がかかり続けていると、筋肉疲労が蓄積して、筋・筋膜性腰痛症を発症する事があります。この腰痛は、持続的な同一姿勢で発症するケースと、スポーツ活動などで、筋肉や筋膜を損傷するケースがあります。 例えば、流れ作業のように、同じ事を繰り返す姿勢で腰痛が出たとします。 その腰痛は、仕事で起きたものなので、ほぼ毎日の負担が原因と考えられます。 また、学生が部活動などで腰痛を発症する事がありますが、最初のうちは、たんなる筋肉痛かも知れません。 しかし、筋肉を鍛える事は、わざと筋肉にダメージを与える事です。 ダメージと回復が繰り返されて、筋肉は肥大しますが、回復する間もなく、ダメージを与えれば、たんなる損傷にしかなりません。 そういった負担が限界に達すると、ちょっとしたきっかけで、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアを発症する事もあるのです。 腰痛を何度も繰り返している人に多い特徴は、休みなく働いている人や、スポーツ活動で練習を休めない人です。 これらに共通するのは、疲労を回復させていない事です。 筋・筋膜性腰痛症は、誰にでも起こり得る腰痛ですが、100%改善可能な腰痛です。 原因を知らずに無理をしても、痛みが消えるどころか、やがては重大な疾患に繋がる事もあるのです。 …
【2018】アース・モンダミンカップ
大会名称:アース・モンダミンカップ 開催コース:カメリアヒルズカントリークラブ 千葉県 開催期間:6月21日~6月24日 賞金総額:18,000万円 優勝賞金:3,240万円 主催:アース製薬株式会社 公認:一般社団法人日本女子プロゴルフ協会 後援:木更津市、袖ケ浦市、テレビ朝日、公益財団法人日本ゴルフ協会 企画協力:テレ・プランニング・インターナショナル株式会社 競技運営:株式会社ダンロップスポーツエンタープライズ 大会URL:http://earth-mondahmin-cup.com/index.html 上記情報:日本女子プロゴルフ協会ホームページより こんにちは、骨格ケアセンターの渡邊英司です。 今年もモンダミンカップが始まります。 この大会は私がケアに携っている拓大紅陵高校ゴルフ部OBの女子プロも参加しますし、大会中は君津駅周辺に宿泊するプロ選手が、毎年ケアに訪れるので、なんとなく親近感のある大会で楽しみにしています。 今年は誰が来るかわかりませんが、来られた時は最高のコンデションに仕上げてあげたいと思います! …
上を向いた時に出る首の痛み
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 読書やスマホを見る時など、下を向いて頭を前に突き出す姿勢をしている人が急増しています。 頭部の重さは、平均6キロあるので、それを支える首には、かなりの負担がかかってしまいます。 首周囲の筋肉は細くて、重さに対しては弱いために、筋緊張が起きて拘縮しやすい特徴があるのです。 頭を突き出す姿勢は、首だけでなく、背中も丸まるために肩が巻き込んでしまいます。 この姿勢で、頚椎上部にあたる、頭半棘筋周囲に拘縮が起こります。 肩が入り込むと、首の後屈動作が制限され、さらに頚椎上部の拘縮によって、上を向いた時に、瞬間的な痛みが現れたりします。 頚椎上部の拘縮は、うつ伏せで読書をしたり、長時間のパソコン作業など、顎を突き出す姿勢をする人に多く現れます。 こういった姿勢をする人は頭痛持ちの方が多いので注意が必要です。 症状の改善には頚椎上部の弾力調整の他、第一肋骨、胸椎、胸郭、鎖骨の調整も不可欠なのです。 …
レントゲンに写らないものが何故わかるのか?
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 病院での腰痛検査はレントゲンが一般的ですが、レントゲン以上に骨の状態がわかるのはCT検査です。 そして、さらに詳しくわかるのがMRIです。 MRI検査は、骨髄や軟部組織の状態もわかるとされてますが、それほどの優れた検査器具でも見つけようがない事があります。 それが、関節機能障害です。関節機能障害は、患部ではなく、患部以外に起きている事が殆どだからです。 関節機能障害が起きたから、すぐ痛みに繋がるとは限りませんが、関節のトラブルは連鎖的に広がる事は間違いありません。 しかし、レントゲンで写らないものが、どうやってケア出来るのかを疑問視する人もいます。 例えば、優れた職人が、機械よりも精密に物を作るのを見た事はありませんか? 機械で出来ない事を簡単にやってのける技能は凄いものです。 木彫りが触診の練習になりました。 関節のケアもその一つです。手先の感覚は、写真と違って、凹凸具合や、動き、硬さなど、細かな情報を探し出すレントゲンみたいなものなのです。 ※身体の仕組みがよくわかる整体セミナーの受講生を募集しています! …
予防は治療に勝る
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 予防は治療に勝るという、ことわざがあります。 これは、傷口は浅いうちに手を打てば広がらずに済むという意味です。 身体のケアも同じです。 昨日まで何でもなかったのに、今朝起きたら、首や腰が痛かったという話もよく聞きます。 それらは、いきなりなったというよりも、長年、蓄積していた負担が表面化してきたのです。 何かと多忙な時代です。痛い時しかケアをしない気持ちはわかりますが、何度も再発を繰り返している人は、徐々に改善しにくい身体になってしまう事も忘れないで下さい。 同じ症状が出た時、今までのように改善しなくなるだけでなく、痛みと付き合う時間だけが増えてしまうのです。 そういった、嫌な時間を無駄にしないためにも、予防が重要なのです。 …
スポーツの壁
骨格ケアセンター渡邊英司です。 真剣にスポーツをしている人であれば、誰もが一度は立ちはだかるのが壁です。私も子供の頃から空手を続けているので、壁には何度となくぶつかってきました。 その度に、どうしたら良いかがわからず悩み苦しみ、練習が足りないと言い聞かせて、自身を追い込んできました。 体が壊れても休まず、回復したらしたで、懲りずに同じ事を繰り返していました。ライバルに出来る事が、自分に出来ないはずはないと思っていたので、練習量は増える一方でした。 そして、その代償として、肘と膝を故障してしまいました。そのやり方が間違えと気づくのに10年もかかりましたが、今は、その経験をもとに、スポーツをする方の力になれると思っています。 ハッキリと言います。 根性では、壁は乗り越えられません。壊れたらお終いです。 スポーツの壁にぶつかった時は、考える時間を与えられたと思えばよいのです。 限界までトレーニングをしている人は、筋力左右差が強くなる。 筋力左右差の出過ぎは、筋肉に負担がかかっている。 それ以上の追い込みは、さらに筋肉や関節を痛めてしまう。 やれるだけの事をやってきた人は、練習不足ではなく、使い過ぎによる機能低下でノビシロがなくなっているのです。 関節の角度が正しければ、筋肉に負担のかからないフォームに修正出来ます。 メンタルが弱い人は、人と比較するからです。今の自分と、これからの自分を比較して下さい。 答えは近くにあるのです。 …
足関節の硬さが不調を作り出す!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 人は成長とともに、身体の機能分化が進むために、左右が非対称になっていきます。 これは、誰一人、例外ではなく、生活習慣の違いで個人差があるだけです。 大半の人は右利きですが、右利きの人は左足荷重になります。 左足荷重に靴の締め付けが加わると、左足関節は右足よりも硬くなりやすくなります。 足関節は車でいえばサスペンションの役目をしています。 足関節が硬ければ、サスペンションの利かない車でデコボコ道を走るのと同じで、体にはかなりの衝撃が伝わります。 また、人は重力に対してバランスをとっていますが、足関節が硬いと、重心移動が妨げられてしまいます。 重心移動が出来なくなると、無理な筋緊張が起こり、疲労やストレスが加わる事で、極度な緊張状態になる事もあります。 それを放置したままでいると、歪みや捻じれが強くなるのです。 これは、ほんの一例ですが、足関節の動きが正常になっただけで、腰痛や肩こりが解消したり、中には顎関節症が緩和したという事もあるのです。 …