「腰が重い…」その違和感は10年前に始まっていた
腰の痛みが出たのは10年前。
検査で告げられた診断名は――変形性脊柱管狭窄症。
「まだ手術しなくても大丈夫」ということで、
リハビリと経過観察の日々が始まりました。
しかし、脊柱管狭窄症は**“静かに進行する病変”**。
目立った症状がないまま、身体の中では少しずつ悪化していきます。
📉 時間は味方か、敵か
それから10年――。
再び現れた腰痛は、以前とは質が違う。
痺れ、重だるさ、動作時の制限……
「進行しているな」と感じさせるサインがいくつも現れていました。
脊柱管が狭くなり、神経の圧迫が強まることで
ただの腰痛では片付けられない症状に進行してしまうのです。
🔍 今こそ“骨格の再点検”を!
この段階になると、姿勢のわずかな崩れや可動域の制限が
神経を刺激して症状を悪化させる要因になります。
・筋膜の癒着
・関節の詰まり
・骨盤や股関節の連動性の低下
これらをひとつずつ整えていくことが、再悪化を防ぐカギとなります。
手術しない選択肢を続けるなら、身体のメンテナンスは不可欠です。
🧭 道のりは長いが、確かな一歩を
10年という時間は、症状を進行させるには十分すぎるほど。
でも、今この瞬間からでも、身体を整えることで痛みの軽減や
生活の質は大きく変わります。
重要なのは、“もう遅い”と思わないこと。
狭くなった脊柱管でも、身体の使い方次第で変化は起こせるのです。
📌 この症例のポイント
- 脊柱管狭窄症は時間とともに進行するが、初期は自覚症状が乏しい
- 経過観察中でも骨格や筋肉のバランス調整が重要
- 「歩くと痛い」「腰が重い」などの変化は進行のサイン
- 症状が出たらすぐに検査+施術の見直しを
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