食べる量を減らしているのに、なぜか痩せない。
それどころか、ちょっと食べただけで体重が増える…。
そんな経験があるなら、それは基礎代謝の低下と骨格の歪みが関係しているかもしれません。
今回は、意外と知られていない「代謝と骨格のつながり」について、整体の視点からわかりやすく解説していきます。
基礎代謝=「生きているだけで使うエネルギー」
ダイエットの話になるとよく出てくる“基礎代謝”とは、心臓や脳、内臓、筋肉などが生命維持のために使うエネルギーのこと。
つまり、動いていなくても消費されるエネルギーで、1日の総消費カロリーの60〜70%を占めています。
ただし、この“基礎代謝”は人によって大きく違い、年齢や体格、筋肉量だけでなく内臓の元気さも関係しています。
基礎代謝を支えるのは筋肉より「肝臓」だった!?
昔は「筋トレすれば基礎代謝が40%上がる」なんて言われていましたが、実際は以下のようなデータがあります。
▶ FAO/WHO/UNU合同専門委員会報告(1989年)より
- 肝臓:27%
- 脳:19%
- 筋肉:18%
- 腎臓:10%
- 心臓:7%
- その他:19%
この数値からも分かる通り、最もエネルギーを使うのは肝臓。
肝機能が落ちれば、代謝は大きく落ち込みます。
肝臓が疲れる原因は、実は日常生活にある
肝臓の機能が低下する要因には、次のようなものがあります:
- 睡眠不足
- 飲酒・喫煙
- 薬の多用
- ストレス
- 食事の偏り
- 無理なダイエット
- 便秘
つまり、「健康的に痩せる」には、肝臓を元気に保つ生活がベースになるということです。
骨格の歪みが代謝に影響する3つの理由
「え?骨格と基礎代謝って関係あるの?」と思った方へ。
実は、骨格の歪みが内臓・筋肉・自律神経に影響し、代謝を間接的に低下させる要因になります。
🔸理由1:神経伝達の乱れ
背骨には自律神経が通っており、胸椎のゆがみがあると内臓の働きを調整する指令が伝わりにくくなります。
例)胸椎5番が歪むと肝臓、10・11番が歪むと腎臓に悪影響。
🔸理由2:内臓の位置異常(内臓下垂)
骨盤の歪みや姿勢の崩れで内臓が押しつぶされると、血流や機能が低下。エネルギーの生産効率が落ちます。
🔸理由3:関節の動き制限で筋肉が働かない
関節の可動域が狭いと、筋肉が本来の動きをしにくくなり、運動効果が半減。代謝が上がりません。
ダイエット成功のカギは「整えてから動く」
結論:歪みを整えてから動く方が、確実に痩せやすい体になります。
骨格を整えることで、内臓も筋肉も働きやすい状態に戻り、代謝アップが加速します。
無理な食事制限ではなく、「動ける体」をつくっていくことが、リバウンドしないための本当の近道です。
整体でできること/当院のアプローチ
- 骨格の歪みを整えるソフトな矯正
- 内臓機能を活かす姿勢調整
- 運動効果を高める関節調整
を通じて、体の内側から「痩せやすい体」づくりをサポートしています。
過度なダイエットより、しっかり動ける体の土台づくりが最優先です。
結び・まとめ
食事制限に頼らず、健康的に体重を落としたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
基礎代謝を上げるための「正しい体の使い方」、始めてみませんか?
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