「そこが痛い」の裏にある“本当の原因”
テニス肘、ゴルフ肘、手首の痛み…
それ、実は「肘や手首の問題」ではないかもしれません。
身体は、一つの関節だけで動いているわけではありません。
それぞれが**連動して機能する“運動連鎖”**というシステムのもとで動いています。
🔗 運動連鎖とは?
例えば、腕を伸ばして手首をひねると、肘や肩が自然に一緒に動きます。
これは「手首を動かす」ために他の関節も連動して動く仕組み。
この連動があるからこそ、スムーズで無理のない動作ができるのです。
ところが、ある関節の動きが硬かったり、歪んでいたりすると、
連鎖が途中で止まり、他の関節が余分な負担をかぶることに…。
🚨 運動連鎖の崩れがもたらす“連鎖する痛み”
運動連鎖が正常に働かないと、
負担は一箇所に集中し、関節や筋肉が壊れ始めます。
たとえば、テニスプレイヤーの肘痛。
手首だけが悪いと思われがちですが、
肩甲骨や体幹の動きの悪さが原因になっているケースも少なくありません。
患部をケアしても再発を繰り返す――それは、
連動して動く他の関節が機能していないサインなのです。
🛠 解決のカギは「連動性の回復」
痛みのある部位だけを治療しても、
運動連鎖が崩れたままでは、すぐに元通り。
だからこそ、
・どの関節が動いていないのか?
・なぜ連動が止まったのか?
・どこに負担が集中しているのか?
を見極めて整える必要があります。
💡 全身はつながっている
痛みの本当の原因は、痛いところだけにあるとは限りません。
身体は一つのチーム。一人が動かないと、他の誰かが無理をする。
まさに、運動連鎖の崩れはチームワークの崩壊。
身体全体を見て、動きの“流れ”を整えていくことで、
患部の痛みも改善し、再発もしにくくなっていきます。
✅まとめ
- 運動連鎖とは、複数の関節が連動して動く仕組み
- 連動が崩れると、他の関節に負担が集中
- 痛みの本当の原因は「患部」ではないことも
- 全身を見て連鎖の流れを整えることが根本改善の近道
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