寒さと雨が重なると、体調を崩す人が一気に増える。
その正体は、気合い不足でも年齢のせいでもない。
大きく関係しているのが 低気圧による自律神経の乱れ だ。
自律神経が乱れる原因は一つではない。
性格的なストレス、不規則な生活、睡眠不足。
そしてこの時期特有なのが、忘年会による胃腸の疲労や、
「年内に終わらせなければ」という不安と焦りだ。
自律神経には、
活動時に働く 交感神経 と、
休息時に働く 副交感神経 がある。
この2つは、シーソーのようにバランスを取り合うことで、
体調を安定させている。
どちらか一方に偏れば、体は簡単に不調へ傾く。
寒さで交感神経が優位になると…
寒さや気圧の変化で交感神経が優位になると、
体は常に緊張モードに入る。
・疲れが抜けない
・寝ても回復しない
・汗や尿が出にくくなる
その結果、体内に余分な水分や老廃物が溜まり、
むくみ、頭痛、肩こり、集中力低下が起こりやすくなる。
リラックスできない状態が続けば、睡眠の質も下がり、
免疫力の低下につながっていく。
副交感神経が優位になりすぎても不調は起こる
逆に、副交感神経が過剰に優位になると、
体はリラックスしすぎて、怠さが強くなる。
・やる気が出ない
・体が重い
・血流が悪くなる
その結果、
首肩こり、冷え性、むくみ、頭重感、関節痛などが出やすくなる。
「休んでいるのに調子が悪い」という状態は、
このパターンが多い。
年末は“体の大掃除”をするタイミング
この時期は、
寒さ・低気圧・食生活の乱れ・精神的プレッシャーが重なり、
自律神経のバランスを崩しやすい。
だからこそ意識したいのが、
体の大掃除=リセット習慣 だ。
今日からできるポイントはこの4つ。
① 毎朝、同じ時間に起きる
生活リズムは自律神経の土台。
② 意識してリラックスする時間を作る
何もしない時間が、神経を整える。
③ 栄養バランスの良い食事をとる
休肝日を作り、胃腸を休ませることもケアの一部。
④ ストレッチなどで血流を促す
動かすことで、自律神経は切り替わる。
年末年始を元気に迎えるために。
体も、今年のうちに一度リセットしておこう。








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