スポーツ復帰のカラダ再生計画 ― “もう一度動ける”自分へ。
スポーツをリタイヤしたけど、もう一度やりたい。
大会を目指すわけじゃなくても、「趣味程度で続けたい」という声は多い。
しかし、思うように体が動かず、痛みや不調で諦めてしまう人も少なくない。
その原因の多くは**「スポーツ障害」**。
オーバーユース(使い過ぎ)が主な原因と言われるが、実はそれだけじゃない。
■ 「使い過ぎ」だけじゃない、カラダの使い方の歪み
関節と筋肉は、常に連動して動いている。
たとえば、骨格の配列がわずかに崩れるだけで、関節の動きは制限され、
それを補うために、別の関節や筋肉が“頑張りすぎて”しまう。
そうやって、一部の筋肉や関節だけが酷使されると、
**本来の動きのバランスが崩れ、ケガを繰り返す「負のループ」**が起こる。
スポーツ障害の根っこは、このアンバランスな連動の乱れにある。
つまり、「使い過ぎ」よりも「使い方」が問題なのだ。
■ 再発を防ぐカギは、“古傷”と“錆びた関節”にある
リタイヤ直後の選手だけでなく、
中年期になって“もう一度”スポーツに戻りたい人にも共通するのが、
過去の古傷を放置しているケース。
たとえ何年経っても、当時のケガで生じた
「関節可動域の制限」や「機能低下」が残っていると、
フォームの崩れや再発のリスクが高まる。
だから、スポーツ復帰を目指すならまずは、
過去の古傷のケアと**関節の再調整(=油をさすように動かす)**が必要だ。
■ “競技の再開”より“カラダの再起動”から
復帰を考えるなら、焦る必要はない。
最初にやるべきは、筋トレではなく、
“関節の動きを取り戻す”こと。
関節がスムーズに動けば、
筋肉の働きも蘇り、無理なくフォームが安定する。
それこそが「再発しないスポーツ復帰」の第一歩。
カラダのメンテナンスは、リハビリではなく“再構築”。
もう一度、動ける自分に戻るための再生計画を始めよう。
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