人が活動するとき、必ず重力の力を受ける。
その衝撃を吸収する仕組みが、私たちのカラダには備わっている。
足底のアーチ、膝や股関節の柔軟性、脊椎のしなやかな弯曲、そして関節の“遊び”。
これらが絶妙に働き、着地の衝撃を和らげているのだ。
しかし──その機能は万能ではない。
加齢による筋力低下、運動不足、慢性的な疲労。
こうした条件が重なると、衝撃吸収力は一気に落ちてしまう。
⚡高齢者の場合、筋力の低下に加え骨粗しょう症があれば、わずかな尻もちでも脊椎圧迫骨折のリスクが跳ね上がる。
⚡マラソンでは、特に下り坂で足腰の負担が倍増。膝が伸びた状態で着地すれば、突き上げの衝撃が脊椎を直撃する。
衝撃を吸収できないカラダは、怪我や痛みに直結する。
だが逆に言えば、この仕組みを保てば予防は可能なのだ。
✅ 足底アーチを守る
✅ 膝や股関節の柔軟性を維持する
✅ 脊椎の弯曲と関節の遊びを保つ
重力に挑み続けるカラダを、日常のケアで守っていこう。
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