「骨盤矯正=産後ケア」のイメージは、もう古い。
実際には“全ての大人”に関係する、体の土台のメンテナンスだ。
骨盤は、寛骨・仙骨・尾骨の3つが組み合わさった“身体の中心”。
かつては「骨盤は動かない」と信じられていたが、
研究が進むにつれ 2〜5mmほどの微細な動き が確認されている。
このわずかなズレが、
・腰痛
・坐骨神経の圧迫
・足のしびれ
・筋膜や靭帯の負担
など、様々な不調の引き金になる。
■ 骨盤矯正=女性のもの?
一般的に骨盤矯正の知名度を押し上げたのは、確かに 産後ケアだ。
妊娠中に分泌されるホルモンが靭帯を緩め、骨盤を不安定にするため、
出産後の6カ月は骨格が最も歪みやすい。
産後の不調が更年期の悪化につながるとも言われ、
産後ケアが広まった背景もここにある。
しかし——
「産後だけが歪む」のではない。
産後でもほとんど歪まない人もいるし、
男性でも、産後ではない女性でも、歪む人はしっかり歪む。
生活習慣・体の使い方・姿勢の癖。
骨盤の歪みの原因は、性別でも年齢でもなく 日常の積み重ね にある。
■ 骨盤が歪むと体全体がねじれる
骨盤は身体の“土台”。
ここがわずかにズレるだけで背骨が連動して捻れ、
肩・膝・首など様々な部位に負担が広がっていく。
だからこそ、
骨盤だけでなく「全身の歪み」をセットで整えることが重要。
骨盤矯正は、産後ケアのためだけのものではない。
全身のバランスを立て直し、動ける体を維持するための、
すべての大人に必要な“体のメンテナンス”なのだ。








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