「姿勢」の記事一覧(6 / 7ページ目)

首が硬いと姿勢が悪くなる

姿勢 首の痛み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 腰痛に並んで、首の痛みで苦しんでいる人はかなりの数になります。 多くの場合は不良姿勢が、腰や首に負担をかけて不調になりますが、今日は、その反対もあるというお話です。 頭蓋後頭部と頚椎の上部をまたぐ筋肉には筋紡錘とよばれる伸張受容器があります。 筋紡錘は、筋が急激に伸ばされても損傷しないように見張りをする役目をしています。 子供の頃に膝の下を叩いて、膝がはね上がる遊びをした事があると思いますが、これは、膝蓋腱反射といって、ビタミンB1不足による栄養障害の検査で使われる方法です。 実際は、手ではなくて打鍵器という器具を使って、筋紡錘が正常に働いているかをみますが、もしも、筋紡錘が原因で、筋の過緊張状態が続いた場合、筋と関節に可動制限が起きてしまいます。また、筋紡錘の興奮が高まると、感覚機能が誤った情報を伝えてしまいます。 例えば、背中を丸めていると、顎が前に突き出た姿勢になるため、上部頚椎周囲の筋紡錘が緊張します。そうすると、筋の働きが乱れて、さらに姿勢維持が難しくなる、負の連鎖に繋がるのです。 …

綺麗な姿勢は骨格から

姿勢 骨格や骨盤の歪み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 正しい姿勢は、横から見た時に、耳、肩、大転子、膝前部、踝が縦に一直線に揃います。この姿勢は、地球の中心に向かう重心線に、身体の中心が揃う姿勢です。 重力の影響下では、人の身体は前に倒れる力が働くため、それを支える筋力が必要です。普段、何気なく立っている時も、大小の筋肉が互いに支えあって、バランスを保っています。 関節の硬さや筋力は年齢で変化するため一定ではありません。そのため、関節や筋肉の状態が変わると、バランスが崩れて、重心線からズレてしまうのです。 バランスが崩れた身体には、負担がかかりエネルギー消費率が悪くなります。そして、腰痛や肩こりだけでなく、運動機能も低下します。また、見た目でも、背中が丸まった分だけ身長が低くなり、お腹や顎が弛むなどのスタイルに現れます。 美しい姿勢は、人を美しく引き立てる効果がありますが、正しい姿勢をしているつもりでいても、重心線からズレている事があります。 見た目のシルエットは骨格で決まります。骨格を形作るのは関節です。関節や筋肉の動きが正常でなければ、姿勢は正せないのです。美姿勢は頭の上から引っ張られるように立ちなさいと教える所もありますが、関節が動かなければ、重力線を揃える事が出来ないのです。 …

猫背が気になる方

姿勢 骨格や骨盤の歪み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 不良姿勢というだけで、殆どの人が猫背を思い浮かべると思います。それほど、背中を丸めている人が多いという事ですが、猫背になる人には特徴があります。 例えば、事務仕事などで、一日中、椅子に座っている職業とか。その理由は、立位で背中を丸めた姿勢をすると、重い頭が重心線からズレるので、疲れる姿勢です。逆に、椅子やソファーにもたれかかると楽だから、ついやってしまいがちな姿勢です。しかし、楽な姿勢は筋力低下が起きてしまいます。 背中を丸めた姿勢での筋力低下は脊柱起立筋に起こります。その反対側になる胸筋や腹筋群は緊張して硬くなります。初期段階なら、意識的に身体を起こす事は出来ますが、前面と後面の筋バランスが崩れているため、長くは姿勢を維持出来ません。また、さらに悪化して胸椎に機能障害が起きてしまうと、身体を起こしたくても腰だけが反ってしまいます。 猫背が改善すれば、身体は驚くほど蘇りますが、そのためには脊柱関節の動きを付け、大胸筋や腹筋群の緊張を緩和して、さらに脊柱起立筋の筋力回復が必要です。これだけの事は、一朝一夕にはいかないので、猫背が酷くなる前に改善策を講じる事です。 …

ストレートバック

姿勢 骨格や骨盤の歪み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 真っすぐな背骨のことをストレートバックといいます。通常の背骨には、緩やかな弯曲があり、地面の衝撃から身体を守ってくれますが、ストレートバックは弯曲の消失で衝撃吸収能力が低下します。 背骨が真っすぐ歪むのは、胸椎や仙骨が前弯するためです。ところが、仙骨の前弯は先天性と聞いたことがあります。また、バレリーナや武道家のように、身体軸を直線的にする人は、後天的になる事もあります。いずれにしても、歪みには原因があり、何かを代償し、結果的に衝撃吸収機能が低下してしまいます。背骨の衝撃吸収機能が低下すれば他の衝撃吸収機能で補う事になります。 身体には、いくつかの衝撃吸収機能が備わっていて足裏アーチもその一つです。しかし、足部に負担がかかり続けると、やがては足関節が硬くなり、膝や股関節にも影響します。また、背骨の弯曲が失なわれると椎間板に負担がかかるためヘルニアを発症する事もあります。 ストレートバックは内臓や脊椎に大きなダメージを与える事は間違いありません。 …

知らずにやっている不良姿勢!

姿勢 股関節の痛み 腰痛 膝の痛み 骨格や骨盤の歪み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 誰もが知らないうちにやってしまう姿勢があるはずです。 長時間にわたる不良姿勢が原因での、体の不調は数え切れないほどあります。腰痛や肩こりはもちろん、肘や膝他、あらゆるところに不調が現れます。気づいた時には改善困難なんて事もあります。 不良姿勢をいくつか挙げますので、該当するものがないかチェックしてみましょう。 ①ペシャンコ座り これは両足をM字にお尻を床に付ける座り方で女性に多い不良姿勢です。 股関節が内旋するため、内股O脚になったり、股関節痛に繋がる事もあります。 ②横座り 両足をどちらか一方に放り出して座る姿勢ですが、腰仙関節の歪みに繋がり、女性では腰痛の原因として多いものです。 これとよく似た姿勢は男性にも多い、ソファーや自動車のアームレストにもたれかかる姿勢です。腰の左右のいずれかに痛みが出ますが、検査で原因不明の腰痛はこれが原因という事もあります。 ③ゲームやスマホ姿勢 ここ数年で急激に普及したスマホを見る下向き姿勢ですが、スマホ首と言われる通称まで出てきました。 ストレートネックがまっすぐ歪むのに対して、スマホ首は通常と逆の弯曲になります。 首痛の原因として、早急に対処していかなければいけない不良姿勢です。 ④猫背 不良姿勢の代表といえば猫背ですが、これは若い時からの癖でなる事が多く、成人してからなるケースは少ないです。 これとよく似た姿勢で、円背がありますが、両者の違いは、背筋を伸ばして伸びれば猫背、背筋を伸ばしても伸びないのが円背です。 円背は脊椎が骨粗しょう症などで潰れて丸まるため、背筋を伸ばしても伸びません。 猫背と同一にされる事がありますが、円背に背筋を伸ばす矯正は危険なので注意が必要なのです。 ⑤寝転んでテレビを見る姿勢 肩肘を立てて横向きでテレビを見る姿勢は、頚椎や胸椎の歪みを誘発して脇腹の筋緊張を高めて、首や肩の痛みの原因になる姿勢です。 ⑥ショルダーバッグ いつも同じ側にバッグを担ぐ姿勢は、肩関節が上がり、肩甲骨の高さに相違が出て肩こりの原因にもなります。 ⑦イスに浅く座る 背もたれに寄りかかりながらイスに浅く座ると、腰椎が丸まってしまい、腰痛の原因となるので、正しい姿勢で座るようにすべきです。 ⑧草むしり 高齢者に多いのが草むしりですが、一定時間しゃがんだままでいると、腰の筋肉が伸びたまま硬くなり、膝や股関節も屈曲した状態で硬くなります。 立ち上がり時には硬直したままのびないので足腰に痛みが生じやすくなるので、膝痛や腰痛持ちの人は注意が必要です。 日常では知らないうちにやってしまう不良姿勢が沢山あります。 これらの姿勢が、改善を遅らせたり、再発の原因になるのですが、正しい知識をもち、普段から正しい姿勢を心掛けていれば改善は難しくはないのです。 …

身体の中からアンチエイジング

姿勢 関節痛

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 いつまでも若々しくいたいのは、誰もが同じですが、避けて通る事が出来ないのが老化です。 人には、いくつかの成長段階があり、その全てが止まると衰えていくだけになります。 最終段階の老年期になると、細胞や機能が衰えて身体は錆びついてしまいます。 何をしたわけでもないのに、突然、不調に襲われたり、身体が思うように動かなくなります。 見た目を若く着飾っても、背中が丸まっているだけで老けて見えます。また、衰えは見た目だけでなく、動作に現れます。 現代は関節や筋肉などの運動器を動かす事が注目されて、高齢者向けのフィットネスが流行っています。 筋肉は脳と一体化しているので、運動が認知症予防になり、身体だけでなく気持ちも若返る効果があります。 しかし、身体を動かしたくても動けない人もいます。 関節が硬くなり、自動運動で動かなくても、他動的に動かしてあげる事で、一気に改善する事があるのです。 …

ピア二ストと姿勢

姿勢 実際の症例

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 ピアノを弾く時は、姿勢が重要と、あるピアニストから聞いた事があります。 また、過去に施術を受けに来られたピアニストのコンクールを鑑賞しに行った事もあります。 その時感じたのは、上手な人は、みんな姿勢が良かった事。 手先に重心が乗らないため、常に安定した音を出していました。 また、指先と鍵盤の間に糸が見える感じもしました。 逆に、姿勢の悪い人は、音に柔らかさがなくて、鍵盤をたたいている感じがしました。 職業柄、姿勢や動作に目が行く癖がありますが、あらためて姿勢の重要性がわかりました。 ピアノが上手く弾けない方は、一度、骨格矯正を試してみてはいかがですか? …

歌と姿勢の関係

姿勢 実際の症例 首の痛み

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 発声には姿勢が大切な事はボイストレーニングをされている方なら知っていると思います。 これは、ボイストレーニングに限った事ではありませんが、先日、姿勢が悪くて声が出ないと言って来た方がいました。 その人が言うには、歌の上手な人はみんな姿勢が良いそうです。 それを聞いて、知人のミュージシャンで、首が痛くて声が出ないと言ってたのを思い出しました。首が悪くなる原因で多いのは巻肩によるものです。 背中を丸めていると、肩が内側に入り込んで大胸筋群が緊張するので、肋骨の動きも悪くなります。当然、横隔膜の動きにも影響します。また、顎を突き出す姿勢になるため、喉にも良くない事が想像できます。 自分が歌うなら、どういった姿勢が声を出しやすいかとイメージしながら調整してみました。 かなり、肋骨の動きが悪くなっていたので、胸筋の緊張が緩んで胸郭が広がったのでしょう。 呼吸もしやすく、息がすいやすいと喜ばれていました。 思いもよらない所に、矯正に役立つヒントが転がっていると思いました。 …

不調の三大要因とは?

姿勢 関節痛

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 体の痛みで病院の検査を受けても原因が見つかるのは全体からすると、ごく僅かでしかありません。 原因の見つからない痛みの多くは、様々な要因がかさなって起こります。 そして、その大半は、患部以外の不具合が原因になる事が多いのです。 私の経験では、不調の人に共通するのは、あまり水分を摂取しない事です。 水分不足は、筋の働きを悪くして、関節の動きに影響するのです。 そこに、睡眠不足や栄養不足が重なれば、さらに悪化してしまいます。 これらをまとめると、不調に繋がる要素は大きく分けて三つあります。 ①水分不足 ②姿勢 ③睡眠不足 もちろん、これ以外にも精神、栄養、運動不足等の様々な要因がありますが、最低限、この三つが当てはまる人は注意が必要です。 …

骨盤矯正で本当に痩せるのか?

姿勢 実際の症例 痩身

骨格ケアセンターの渡邊英司です。 骨盤矯正は本当に痩せますかという質問がありましたので、過去の実例でお答えします。 ①入らなかったジーンズが履けるようになった ②矯正後に体重が落ちた ③ポッコリお腹がへこんだ これは、本人から聞いた事なので嘘はないと思いますが、補足させていただくと①と③は前かがみで、お腹周辺に集まっていたお肉が、姿勢が良くなる事で分散した事が考えられます。 ②の体重に関しては、一日で変わるとは思えませんので、精神面でも綺麗になりたいと思い食欲を抑えたのではないでしょうか?ません。 骨盤矯正というと、産後の女性だけがやるものとか、ダイエットのためにやるものと思われがちですが、そればかりではありません。 骨盤は、体の土台となる重要な部分です。 骨盤は歪まないという専門家もいますが、実際には仙腸関節で、3~5ミリ程の歪みが生じ、恥骨結合部では、2ミリ以下の歪みが生じる事がわかっています。 歪みの多くは仙腸関節の回旋です。 仙腸関節が回旋すると、反り腰になったり脚長差が生じたりします。 また、骨盤の歪みは股関節や腰椎と連動するので、体全体が歪んでしまいます。 今回のテーマである骨盤矯正に痩せる効果があるかというと❝あり❞です。 但し、あまり体を動かさない人は効果を感じないかも知れません。 骨盤矯正をしたから痩せるのではなく、骨盤の動きが良くなれば、運動時に脂肪燃焼効果が高まるからです。 骨盤の動かない人は骨盤が硬くなりやすいために、代謝が良くならないのです。 学生であれば、授業に体育があるので、誰でも最低限の運動をしますが、社会人になると、運動不足になりやすく、特に事務仕事などで座りっぱなしの人は骨盤周囲が硬くなり、脂肪が蓄積しやすくなります。 中年期から下半身だけが太りだした人も少なくないと思いますが、骨盤の動きが正常であれば、各関節との連動がしやすくなり、脂肪も蓄積しにくくなるのです。 そのため、運動でダイエットに挑戦する人であれば、骨盤矯正はかなりお役に立てるはずです! …

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