骨格ケアセンターの渡邊英司です。 人の動作は、前後屈、左右側屈、左右回旋の6つです。 これらが複合的に組み合わされて、複雑な動きが可能となります。 これらの動きは、体重移動なしに行われる事はありません。体重移動と重心移動は混同されやすいですが、厳密には身体の重心位置は不動で、重心位置を変えながら体重移動しています。 体の重心は臍下丹田です。 丹田には、上丹田、中丹田、臍下丹田の三つがありますが、ここでは、臍下丹田の事だけイメージして下さい。 人が活動する時は、体重移動を繰り返しながら重心位置を移動させえいます。 しかし、特に運動の苦手な人だと、この重心移動が上手く出来ません。 そういった人は、ダイナミックな動きをあまりしないために、関節可動域が狭くなりやすくなります。 また、運動をしている人でも、怪我をしたり、引退して体を動かさなくなれば、関節や靭帯は瞬く間に硬くなります。 現役時代に普通に出来た事が出来なくなるのです。 例えば、左側屈時の体重は、左足は親指側、右足は小指側にかかります。 右足を怪我した場合、右足小指側に体重を乗せる事が出来ないため、左足に体重を乗せてしまいします。そうなると、いつもとは違う箇所に、不要な筋緊張が起こります。 身体の使い方を間違えている人は、こういった事が当たり前になっているのです。 関節の調整は、動かない関節に動きを付けるだけでなく、正しい動き方を学習させるためにあります。 そして、それが、俊敏な動きに繋がるのです! …
「骨格や骨盤の歪み」の記事一覧(4 / 7ページ目)
スポーツ外傷とスポーツ障害
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 スポーツ活動中に起きた骨折、打撲、筋腱や靭帯の断裂などの怪我をスポーツ外傷といいます。 そして、練習時の繰り返し動作などで起きる不具合をスポーツ障害といいます。 これらは、区別して考えなければいけないものですが、検査で判別しにくいものもあります。 例えば、スポーツ外傷であれば、専門は医療機関ですが、スポーツ障害は、我々、施術家やスポーツトレーナーのが詳しいはずです。 また、スポーツをしない人でも、職業や生活習慣によっては、スポーツ障害と同じ症状が現れる事があります。 テニスをしない人がテニス肘になる事も、普通ならおかしな話ですが、これらは通称なので病名ではないからです。 一般的な認識では、スポーツは健康に良いと思われがちですが、本格的にスポーツをする人は、過酷な運動をするので、体には負担がかかります。 スポーツの多くが、一方に偏った運動を強いられるため、筋力左右差が生じやすくなり、体が歪んで筋の収縮が妨げられます。 体の歪みや関節のズレは、筋や関節の拘縮の原因となり、衝撃吸収能力を低下させる他、関節摩擦の増強は動きにも影響します。 この事から、特定の部位に痛みが現れていなくても、体が歪む事自体が、スポーツ障害の原因になるのです。 スポーツ障害は、スポーツ外傷と違って怪我ではないため、矯正的なエクササイズや手動筋と拮抗筋のバランスを考えたトレーニングを心がける事で回避出来ます。 しかし、スポーツ障害も、ほおっておくと症状が進んで、スポーツ外傷へと繋がる事が往々にしてあるのも事実なのです。 …
背骨は常に危険にさらされている!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 今日の話は背骨です。背骨は、あらゆる方向から外力が加わるため、常に歪みやズレなどの危険にさらされています。 外力から背骨を守るには、背骨を支える筋肉が必要です。 また、筋肉がなければ、背骨を動かす事も出来ません。 人は重力を受けながら活動しているので、抗重力筋という筋肉が働いているため、適度な緊張状態で姿勢を維持しています。 そのため、姿勢が崩れると、緊張する箇所が変わってしまいます。 不調の多くは、こういった姿勢変化が原因で、不要な箇所に筋緊張が飽きてしまいます。 例えば、背中を丸めていれば、大胸筋群が硬くなり胸郭が広がらなくなります。 そうすれば、背骨の動きも悪くなり、神経の伝達なども妨げられてしまいます。 背骨の動きは、四肢に影響するため、背骨だけの問題ではないと言えるのです。 …
首の歪みが脳の老化を早める!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 体の中で、一番重たい頭を支えているのは首です。 首の負担を減らすには、頭を頚椎の上にバランスよく乗せる事です。 それには、頭部と顎を頚椎より前に突き出さない事ですが、日常で手放せなくなったパソコンやスマホ操作をしていると、いつの間にか顎を突き出していたり、うつむき姿勢になってしまいます。 こういった姿勢で、首や肩が凝る人は多いですが、単なるコリと思っていたものが、血液循環の悪化で、神経や脳脊髄液の流れを悪くしている事は、あまり知られていません。 自覚できる症状が、痛みやこりでも、実際には、脳の機能低下が起きているため、脳が萎縮してしまうのです。 脳の萎縮は老化を早める為、物忘れが増えたり、物覚えが悪くなります。 逆の見方をすると、頚椎を整えて、首や肩のこりを解消する事で、脳脊髄液の流れが良くなり、健康維持が出来るという事でもあるのです。 …
環境の変化で体の使い方も変わる!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 人は、それぞれの生活習慣や、職業、スポーツなど、皆が違う活動をしています。 そのため、個々の身体で、身体の使い方も異なります。また、正しい身体の使い方をしている人は少なくて、多くの人はどこかに負担がかかっているものです。 蓄積した負担は、やがて不調という形で現れますが、それには、出やすい時期があります。 季節の変わり目や、雨の前日などに不調が出る事は、多くの人が知っていると思いますが、それだけでなく、転職、転勤、出産、引越、不安、悩みなどの生活環境に変化がある時も注意が必要なのです。 新たな環境でも、身体の使い方が変わるため、普段と違う筋緊張が起こり、知らないうちに姿勢変化が起きてしまうのです。 …
脚長差が揃えば良いわけではない
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 腰痛の原因の一つとして脚長差があります。 ※画像は左足が右足より長い これは、実際の長さの違いではなく、見た目上の違いです。脚長差の違いには、先天的なものと機能的な歪みによって起きるものがあります。 脚長差の調整で注意すべきは、先天的なものを無理に揃えようとしないで、機能的なズレだけを整える事です。 構造的なズレを無理やり揃えればバランスを崩すだけです。しかし、先天的な不揃いにも、機能的な歪みは起こります。 例えば、先天的に片足が3cm長いところに、機能的な歪みが加われば、さらに左右差が大きくなります。私が調整した事のある脚長差の最大は5cmがありました。 どこに行っても、生まれつきで直らないと言われていたそうですが、施術で左右差が2cmまで揃いました。 この事から、機能的な歪みは3cmあったと推測できます。 医学的には、3cmの脚長差は問題なしとされる文献を読んだ事があります。 これは、先天的なものを含めての事だと思いますが、機能的な歪みが1.5cm以上あると不調に繋がる事が多いようです。 主な症状は、腰痛、股関節痛、膝痛です。 腰痛の原因の一つとして、骨盤変位による腰仙関節のズレがあります。また、骨盤が変位すれば、股関節骨頭の被りが変わるので、股関節痛になったり、股関節と連動する膝痛もなる事もあります。 これらは、患部を見てもわかりませんが、どこに連動しているかと相関関係さえわかれば、負担のかかる箇所が想定出来ます。 原因の特定できない、股関節痛や膝痛が出ている時は、歪みを疑って下さい。 …
足指の痛みは分厚いタコが原因だった!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 過去の症例ですが、立ち仕事をしているAさんが、数か月前から左足の指が痛いといって来られました。足指以外の症状としては、数か月前から、腰痛と肩こりがあるとの事でした。 骨格の歪みは、脚長差が左足が2㎝長く、腰椎が左に寄り、頚椎や胸椎に機能障害があり、左膝のアライメントにズレが生じていました。 また、身体が緊張し過ぎていて、力が抜けなくなっていました。 長い期間、放置していた理由は仕事が忙しくて我慢していたそうです。 施術に来れるのは、仕事が暇な時しかないという事で、次に来れるまでは、自宅で出来るエクササイズをやってもらう事になりました。 そして、3週間ぶりに、来院予約があり、経過を尋ねると、施術後は暫く良かったけど、また痛みが出てきたとの事でした。 肩こりは、出たり消えたりだけど、以前のような痛みがなくなり、腰痛も以前より気にならなくなったそうですが、中腰姿勢は、腰周りに不安があるとの事でした。 足指の痛みは、ジッとしてても痛みがあり、時々、ピクピク痙攣するのは変わらないとの事でした。痛みの出る指は、手でいう中指と薬指の裏側です。 もしやと思い裸足になってもらうと、『内反小趾』で、足裏小指側に分厚いタコが出来ていました。また、うつ伏せで、アキレス腱下部を見ると、シワが足首の内反側に集中していました。 これから推測できるのは、分厚いタコで、重心がズレた事が歪みの原因と考えました。歪みを整えた後は、タコを削るようにアドバイスして、2週間、経過観察してもらった所、足指の痛みがなくなり、肩こりと腰痛も緩和したそうです。 …
筋力左右差による機能低下
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 日常動作もそうですが、特にスポーツをする人は、筋バランスが崩れやすくなります。 筋バランスが崩れて起きる機能低下には以下のものがあります。 ① 骨格の歪み(痛み・違和感・疲労・見た目に影響他) ② 筋出力の低下 ③ 柔軟性の低下 ④ 筋肉、関節の拘縮による関節可動域制限 利き手、利き足がある限り、誰にでも筋力左右差は生じます。 筋力左右差がある事が、すぐに不調に繋がる事もありません。 問題になるのは、筋力左右差が強すぎた場合です。 筋力差が強くなると骨格バランスが崩れてしまいます。 痛みや違和感がなければ、気づく事もないと思いますが、その間にも、知らないうちに運動機能が低下してしまうのです。 これは、身体が資本の職種の人や、アスリートにとっては致命傷になりかねない問題なのです。 …
加齢で低下する体の衝撃吸収機能
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 人間の体には、衝撃を吸収する機能が備わっています。 背骨のS字カーブや足のアーチの他、膝や股関節の屈伸を支える筋肉なども、その一つです。 しかし、こういった機能も常に正常に働いているわけではありません。 故障や加齢で歳をとれば、その機能は低下していくからです。 例えば、老化。 老化なんて、まだ先の話と思っている人もいるかも知れませんが、頚椎の老化は20代から始まります。 また、高齢者でなくても、お産や偏った食事で骨密度が減少する事もあります。 何かしらの要因で椎間板の含水量が減少すれば、少しずつ筋力低下が起きていくため、椎骨の耐久性は低下するのです。 筋力低下で体の支持性が失われた場合、姿勢が崩れて身体が歪むため、関節の片減りに繋がる事もあります。 同時に、関節の機能が妨げられ、本来、身体に備わっているはずのS字カーブや足のアーチなどが充分に機能しなくなる事もあるのです。 こういった機能低下を遅らせる方法があります。それが、関節の遊びを回復させる事なのです。 …
ストレートネック時代からスマホ首時代に
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 頚椎の生理的前弯がなくなり、まっすぐに歪む首をストレートネックと言います。 ストレートネックは、パソコン作業をする人がなりやすいと言われていましたが、近年ではスマートフォンの普及で、スマホ首と呼ばれるものが出てきました。 パソコン姿勢とスマホ姿勢を比較すると、頚椎の屈曲角度が大きいのはスマホ姿勢です。 そのため、歪み方がストレートではなく、後弯して、首猫背になります。 ここ最近の傾向は、スマホの使い過ぎで不良姿勢になるのは、10代が増えています。 起こりえる症状では、頭痛、首痛、肩こり、めまい、手のしびれ、背中の張り、腰痛など。 他にも、首の過緊張で寝違えになりやすく、不眠、柔軟性の低下などが考えられます。 首の症状が酷くなると、精神的にも辛く、鬱病に繋がる事もあります。 症状が酷くなる前に、関節の遊びを回復させ、タオルを使ったエクササイズもあるので、自宅でも予防しましょう。 …