「重心」と「体重移動」が動きを決める!
人の動作は6方向。
前屈・後屈・左右側屈・左右回旋。
この基本動作の組み合わせで、あらゆる複雑な動きが可能になる。
だが、これらの動きは体重移動なしには成立しない。
ここで混同されやすいのが「体重移動」と「重心移動」だ。
重心そのものは不動。
正しくは「重心の位置を維持しながら体重を移す」ことになる。
その重心こそが「臍下丹田」。
人には上丹田・中丹田・臍下丹田があり、よく知られるのはおへその下にある臍下丹田だ。
身体を動かすとは、体重移動とともに重心を操作することに他ならない。
だが問題はここから。
運動が苦手な人は、この重心移動がうまくできない。
結果、ダイナミックな動きが失われ、関節の可動域はどんどん狭まっていく。
しかも、現役時代に動けていた人でも、怪我や引退で体を動かさなくなれば、関節や靭帯は一気に硬くなる。
例えば、左に体を倒す「左側屈」。
このとき体重は、左足は親指側、右足は小指側に乗る。
だが右足を怪我して小指側に体重をかけられなくなったら?
代わりに左足に偏ってしまい、普段使わない筋肉が緊張しはじめる。
こうしてバランスは崩れ、痛みや不調が生まれる。
当院の施術は、関節をひとつひとつ丁寧に調整。
動かない関節に“動き”を取り戻し、カラダに正しい動作を再学習させる。
その積み重ねこそが、本来の動き=しなやかで強い身体につながるのだ!
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