✋「手の硬さ」が姿勢を崩す?
趣味やスポーツの最中に、
姿勢や動作を意識する人は少ないかもしれない。
でも、どんな動きでも“同じ姿勢・同じ使い方”を繰り返せば、
筋肉や関節には確実に負担が溜まり、硬くなっていく。
その代表が「手」だ。
手なんて関係ないと思っていないだろうか?
🏌️♂️握るスポーツは“屈筋優位”になりがち
ゴルフ、テニス、野球…。
いや、これだけではない。筋トレでダンベルやバーベルを握ることもだ。
これらは、クラブ・ラケット・バット・バーベルと全て握る動作がメイン。
握ることで使われるのは「屈筋群」。
前腕の屈筋、上腕の屈筋、そして肩関節の屈筋群がフル稼働する。
その結果、これらの筋肉が“硬く”なり、
連鎖的に大胸筋が緊張して肩が内巻きに入りやすくなる。
🤚逆もまた真なり。肩の巻き込みが“手の硬さ”を生む
実はこの関係、双方向だ。
肩が内巻きになると、今度は肩関節屈筋群や上腕二頭筋が緊張し、
それに引っ張られるように手や前腕まで硬くなる。
つまり、
「手が硬い → 肩が内巻き」
「肩が内巻き → 手が硬い」
という、負のループが生まれるわけだ。
🧩見落とされがちな“手の影響力”
整体の現場でも、「手」を軽視してしまう人は少なくない。大半といってもいいかもしれない。
でも、手は動作の“最前線”にある。
手の筋肉の硬さが連鎖して、
肩甲骨や背骨の動きを制限しているケースは非常に多い。
つまり、骨格を整える上で
手の柔軟性は全身の調律点といっても過言ではないのだ。
🧘♂️結論:手を整えれば、姿勢も変わる
手の硬さを取ると、他の矯正に相乗効果を生んでいく。
肩が開き、胸郭が広がり、呼吸が深くなる。
その結果、背骨の動きもスムーズになり、自然と姿勢が整う。
身体を変える第一歩は、
もしかしたら“手”から始まるのかもしれない。
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