骨格ケアセンターの渡邊英司です。
痛みが、一回の施術で消える人のいます。
また、治ったと思ったとたんに再発する人もいます。
どちらも、珍しい事ではないので、正しい知識を持っていれば、真の根本改善が見えてきます。
例えば、慢性腰痛で来られた方が、一回の施術で痛みが消えたとします。
そのまま、痛みが出なければ良いですが、その日のうちに再発したら、違う治療院に行くかも知れません。
慢性痛の原因は負担の蓄積です。
人の体は、物ではないので、負担を物のようにどかす事は出来ません。
そのため、蓄積した負担は分散するしかないのです。
例えば、何人かでやる仕事に、一人が欠けると、その分の負担が残りの人にかかります。
これは、関節も同じです。
動きの悪い関節が一つでもあれば、他の関節に、その分の負担がかかり、周囲組織もダメージを受けてしまいます。
この負担を減らす方法は、動かない関節が正常に動くようにしてあげるしかありません。
たった、それだけの事で、痛みは、たちまち消えてしまいます。すぐに消えないケースは、ダメージを受け過ぎていたという事です。
また、痛みを消す事と再発を防ぐ事は、別に考えなければいけません。
再発を防ぐのは施術ではなく、体の使い方を修正する事だからです。
何年も続いていた慢性痛であれば、何年も間違った体の使い方をしてきた事になります。脳が記憶して、いつの間にか当たり前になっていた動きです。
体の癖を修正するには、悪い癖が付いた時のように、正しい癖を付けてあげなければいけません。そのためには、正しい動き方を学び、脳に認識させる事が重要なのです!