【導入】
最初は「いつもの腰痛だろう」と思っていた痛みが、日に日に悪化し、寝返りも打てないほどに。
今回は、**運動部の学生に多い“筋筋膜性疼痛症”**の一例をご紹介します。
【主訴と来院時の状態】
- 最初は腰の痛みだけだった
- 数日経っても改善せず、痛みはどんどん増す
- 来院時には寝返りも打てず、夜も眠れない状態に
- 動作検査のほとんどが陽性で、触れただけでも痛がる
【施術前の判断と病院勧奨】
- 施術によって逆に筋緊張を高めるリスクがあったため、まずは病院での検査を勧めました
- このようなケースでは、安易なアプローチよりも安全を最優先すべきです
【考えられる原因:筋筋膜性疼痛症】
- 一般的に“筋肉痛”と思われがちな症状
- しかし、回復前に負荷がかかると、血流障害→筋拘縮→持続的な痛みという悪循環に
- 一部の筋肉の痛みが周囲にも波及するのが特徴
【今回のケースの特徴】
- 最初は腰部の痛み → 次第に背部上部まで広がった
- 練習の負担+休養不足が蓄積した結果と推測
- 実際の動きは軽くても、疲労の蓄積が引き金になる場合も
【まとめ:放置せず、早めの対処を】
- 筋筋膜性疼痛症は、椎間板ヘルニアや線維筋痛症と間違われることも
- 痛みが強い場合や広がる場合は、まず医療機関での検査が大切
- 検査で異常がなければ、整体などでのアプローチも効果的です
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