骨格ケアセンターの渡邊英司です。


人の体には200の関節があり、単関節だけで動作は出来ません。


例えば、ボールを投げる上体の動きは、体幹から末端への連動が正常であれば、大きな力が発揮できて、ボールを速くも、遠くにも投げられます。

しかし、体幹の動きが悪いと、手投げになり肩や肘に負担がかかります。


これは、背骨を軸とする対角螺旋運動が妨げられて、十分な回旋が出来ないためです。

厳密には、関節の角度が影響しているのです。

角度がとれないまま強引に投げ続けると、筋や関節を痛めるリスクが高まります。また、それを庇う肘や手首もダメージを受けます。野球やゴルフをする方に肘痛が多いのもこれが原因という事が殆どです。

これが、痛みが連鎖する仕組みです!

一般的な治療では、患部に電気や湿布が使われますが、根本的な機能障害が残っている限りは、一時的な痛みの緩和にしかなりません。スポーツに真剣に取り組んでいる方は、慢性的なスポーツ障害になる前に、早急に改善しなければいけない問題なのです。

また、スポーツをしない方においても、日常生活や仕事を快適にするには、慢性痛になる前に、関節に起きている機能障害を取り除く必要があります。


関節機能障害は早期であれば、すぐに改善しますが、連鎖すれば二次障害へと繋がるのです。