骨格ケアセンターの渡邊英司です。
両足を揃えた状態で両膝の間隔が指2本以上あり、膝が内反していればO脚ですが、中には、片足は正常で、片足だけが内反している人もあります。
O脚によるアライメント不良があると、膝関節の内側が圧迫されて、反対側の外側靭帯が引っ張られます。その状態で、膝の屈伸動作を繰り返すと、関連する筋に過剰な負担がかかります。
スポーツをする方に膝痛が多い原因の一つは、外側の筋力が内側より強くなり過ぎている事です。
また、若い女性に多い内股立ちも、内反膝の原因になるため、O脚予備軍になります。
一旦、O脚になると、体重がかかる部位なので、簡単には改善できなくなります。また、膝軟骨の片減りや変形にも繋がります。 O脚で手術をする例は少ないですが、痛みが強く出るようになれば、高位脛骨骨切術という手術をする事もあります。また、片足立ちで内反が強く出る場合は、変形性膝関節症の疑いも出てきます。
そういった大きな変形に繋がる前に、アライメントと筋力左右差の調整をするべきなのです。調整後は関節可動域が広がり柔軟性が回復します。柔軟性が回復するとエクササイズ効果が高まるので、あとは小さな変化の積み重ねていくだけです。