その股関節の痛み、加齢のせいで片づけていませんか?
「年だから…仕方ない」
そんな言葉で、股関節の痛みをあきらめていませんか?
確かに、変形性股関節症は高齢者に多く見られます。
しかし、その裏には“身体の歪み”という根本的な問題が潜んでいることが少なくありません。
🔧 痛みの正体は「変形」と「動きの制限」
変形性股関節症とは、関節軟骨の摩耗により、関節のクッション機能が失われる状態。
軟骨には痛覚がないため、最初のうちは痛みを感じません。
ところが、摩耗が進み、骨と骨が直接ぶつかるようになると激痛が襲ってくる。
その一歩手前でも、関節に“たわみ”が生じれば、ズレや炎症によって痛みが出てきます。
さらに、動かせない関節をかばううちに、周囲の筋肉や靭帯にもダメージが広がっていきます。
🦴 痛むのは「そこ」でも、原因は「別の場所」にある
ここで重要なのは、股関節だけを診ても根本改善にはならないということ。
なぜなら、関節というのは単独で動いているわけではないからです。
たとえば…
- 仙腸関節や腰椎との連動が悪い
- 膝や足関節がかばいすぎて負担増
- 骨盤の傾きが片側だけ強くなっている
このような連鎖が、痛みを慢性化させているケースは非常に多いのです。
🚶♂️ 歩く、立つ、しゃがむ…最低限の「動ける関節」が必要
治すためには、ただ「安静にする」のではなく、“最低限の関節可動域”を確保することが不可欠。
なぜなら、股関節の可動域が狭いままだと、日常動作や歩行のたびに、異常なストレスが同じ場所にかかり続けてしまうからです。
関節にとって最も大事なのは、**“動かしながら整える”**こと。
動きを封じれば、症状はかえって悪化します。
⚡ まとめ:歪んだ身体は、痛みの温床
股関節痛が変形性だからといって、すべてをあきらめる必要はありません。
痛みの出ている関節“以外”の動きを見直すことで、改善への道は大きく開けてきます。
あなたの体は「連動する仕組み」でできている。
一つの関節のズレが、全体の崩れを生み、痛みとして現れているのです。
今こそ、関節を“整えて動かす”一歩を踏み出しましょう。
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