骨格ケアセンターの渡邊英司です。 間欠性跛行とは少し歩いただけで、足に痺れや痛みが出てしまうため、休み休みでなければ歩けない症状のことです。これは高齢者に多くあり、原因には二つあります。 その一つは脊柱管狭窄症です。 脊柱管狭窄症は加齢や腰にかかる負担の蓄積で発症します。これらは腰椎の変形などで背骨の内側を通る神経や脊髄が圧迫されてしまう事で症状が現れます。 狭窄症は身体を丸めると神経の圧迫が緩和されて楽になる特徴があります。 これを水道ホースに例えると、後屈動作で折れ曲がり前屈動作で広がるイメージです。そのため、身体を反る姿勢で症状が強くなるのです。 もう一つの間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症による血流障害があります。これは血管の病気で起きるので、対応も整形外科ではなく血管系の病院になります。 原因がわからなくて、どこの病院に行けばいいかがわからない人もいますが、この二つの間欠性跛行には見分け方があります。脊柱管狭窄症は身体を丸めなければ楽にならないのに対して、閉塞性動脈硬化症は少し休むだけで歩けるようになります。 注意しなければいけないのは、既に脊柱管狭窄症と診断された人かも知れません。脊柱管狭窄症は進行するのでいつ間欠性跛行が起きても不思議ではありません。そうなると仮に閉塞性動脈硬化症を発症しても血管の病気と思わずに見過ごしてしまう可能性があるのです。 私の所にも脊柱管狭窄症の方がよくみえますが、その中で早急に手術が必要な方はまだいません。多くの方は経過観察中なので痛みの緩和に来られます。また、脊柱管狭窄症という診断を受けていても、痛みや痺れの原因が狭窄症とは限りませんから、歪みを整えるだけで改善緩和する事もあります。逆に血管の病気の疑いがある人は、脳卒中や心筋梗塞など命にかかわる事もあるので早急に病院を受診してはいかがかと思います。 …
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冬だから要注意しなければいけない隠れ脱水!
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 脱水症は夏だけと思っている方がいますが、冬から春先にかけての隠れ脱水にも注意が必要です。 冬は、夏と違い汗をかかなくなり、積極的に水分を摂らない人が増えます。 また、夜中のトイレが近くなるという理由で摂取量を減らす人もいます。 人の体は、体重の2%の水分が不足すると脱水症になります。 体内の水分が不足すると、筋の収縮が悪くなります。 寒い時期に、ぎっくり腰や寝違えが多発する原因の一つが脱水でもあるのです。 また、血液がドロドロになると、循環障害が起こり、腰痛や肩こりの悪化はもちろん、心筋梗塞や脳梗塞などの危険性も増える事になるのです。 空気の乾燥する季節は、体内も脱水にも要注意の時期なのです。 …