骨格ケアセンターの渡邊英司です。 趣味やスポーツを楽しんでいる時に姿勢や動作を気にする人はいないと思いますが、一定の姿勢を続けていると筋肉や関節は硬くなります。それは手でも同じです。 例えば、トンカチを使う大工さんやゴルフクラブやバットを振るスポーツ選手たちは、手を握るだけでなく握力も使うので、手を握る筋肉や相関する前腕屈筋群、上腕二頭筋、肩関節屈筋群が硬くなります。それに連鎖して大胸筋が緊張して巻き肩になりやすくなります。 逆に背中を丸めた姿勢も肩が内巻きに入り込むので、肩関節屈筋群や上腕二頭筋とともに手が硬くなることがあります。 こういった、あまり関係なさそうな箇所でも、硬くなれば姿勢に影響してしまいます。そのため、手を調整することも改善には不可欠なのです。 …
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ありふれた手の痺れ
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 手の痺れの原因には、糖尿病、脳卒中、頚椎症、肘部管症候群、手根管症候群などがあります。糖尿病による痺れは、手足に出ます。脳卒中は死亡率の高い病気として知られていますが、痺れ以外に麻痺や、ろれつが回らないなどの症状が出る事があるので、そういった症状がある時は、早急に医療機関に行く必要があります。 ここでは、意外と多いありふれた手の痺れの原因をお話しします。例えば、寝起きに手がしびれていた事はないでしょうか? これは、横向きで寝る人に多いのですが、下になる腕の血行不良が原因で、手や腕に痺れや痛みが出る事があるのです。正座で足が痺れるのと同じ感じですが、寝起きで無意識なだけに驚いてしまいますね。これは、仰向けで寝る人には殆ど出ないので、見方を換えると、仰向けで痺れが出た時は、違う原因を疑う事になります。 仰向けで寝れない人には、花粉症や鼻炎で鼻詰まりの人や、腰痛の人が多くいます。また、横向きで寝たから、すぐに痺れが出るわけではなく、その多くは、横向きで寝るのが癖になっていて、肩が内巻きに入りこみ、肩甲骨周囲の筋肉が伸びている事が考えられます。 巻き肩は不良姿勢の一つなので、寝た状態で体重がかかると、痺れだけでなく、腕の感覚が麻痺してしまう事があります。巻き肩が悪化する前に改善すれば、麻痺も一時的で済みますが、放置していると、一時的な痺れや麻痺が、持続してしまう事にもなりかねません。 改善方法としては、仰向けで寝るようにすれば、目先の痺れはとれるはずですが、仰向けになれない人は、寝れない原因を一つ一つ潰していくしかありません。鼻詰まりは薬を使い、腰痛は、腰痛の原因を取り除く事で、根本から手の痺れを解消する事です。 …