骨格ケアセンターの渡邊英司です。 バレリーナの身体は柔軟で痛みや違和感など無縁に思えますが、クラシックバレエはつま先立ちで足趾にかかる負荷と股関節を外旋させての動作が多いため、下肢の疼痛が起きやすくなります。また、体幹を軸に回転動作を繰り返す事でストレートネックやストレートバックになりやすく、首や背中の疼痛や肩こりが出ることもあります。 長年、バレエを続けている人の足趾は屈筋が優位に働き、アキレス腱も通常より硬く感じられますが、ベテランの人のアキレス腱が硬く感じるのは鍛錬による支持性の高さで、短縮などの制限が起きているものとは違います。 バレリーナの綺麗な姿勢から、様々な症状が出ることは想像しにくいですが、バレエ独特の動きから考えればごく普通のことかも知れません。私がみてきたバレリーナは先生クラスの方が多いのですが、足趾の調整を単独に行なった後、足関節、膝、股関節への連動を促した後に体幹の調整をするとパフォーマンスUPに繋がるようです。 …
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かしこいオーダー枕の作り方
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 腰痛や首痛に悩んでいる人の多くが、枕が合わないと言います。 腰と首は相関関係にあるので、腰痛が出ない時に首痛が出たり、首痛が出ない時に腰痛が出る事があります。 そういう人が、枕を変えたら改善したという話も聞いた事がありますが、その裏では、専門店で枕をオーダーしたのに合わないという人も少なくありません。 実は、これには理由があり、注意しなければいけないポイントがいくつかあります。 首痛の有無 首痛が出ている時は、首が歪んでいるか、硬くなっています。その状態で、高さや硬さを合わせても、悪い状態に合わせた枕を作っている事になるのです。 寝姿勢 寝る時の姿勢が仰向けか、横向きかによって、背骨の形状変化が異なる。 仰向けの場合は、頚椎が過剰に屈曲や伸展しない高さが理想です。また、枕の高さを合わせても、マットレスが柔らか過ぎると、身体が沈んで、枕が高いのと同じになります。また、横向きで寝ると、頚椎が過剰に側屈して、側弯症を誘発する姿勢になるので、枕を変えても負担がかかるので注意が必要です。 これから枕を作る人は、首を整えてからのが、リスクを減らせるという事です。 …
ストレートバック
骨格ケアセンターの渡邊英司です。 真っすぐな背骨のことをストレートバックといいます。通常の背骨には、緩やかな弯曲があり、地面の衝撃から身体を守ってくれますが、ストレートバックは弯曲の消失で衝撃吸収能力が低下します。 背骨が真っすぐ歪むのは、胸椎や仙骨が前弯するためです。ところが、仙骨の前弯は先天性と聞いたことがあります。また、バレリーナや武道家のように、身体軸を直線的にする人は、後天的になる事もあります。いずれにしても、歪みには原因があり、何かを代償し、結果的に衝撃吸収機能が低下してしまいます。背骨の衝撃吸収機能が低下すれば他の衝撃吸収機能で補う事になります。 身体には、いくつかの衝撃吸収機能が備わっていて足裏アーチもその一つです。しかし、足部に負担がかかり続けると、やがては足関節が硬くなり、膝や股関節にも影響します。また、背骨の弯曲が失なわれると椎間板に負担がかかるためヘルニアを発症する事もあります。 ストレートバックは内臓や脊椎に大きなダメージを与える事は間違いありません。 …