筋膜は、筋肉を包むネットワーク的な存在。
その柔軟性と潤滑性こそが、関節の滑らかな動きや筋肉のパフォーマンスを左右する。
そして、この潤滑性の源は“水”だ。
筋膜の間に十分な水分があると、筋肉の動きがスムーズに動き、負荷が偏りにくくなる。
逆に水分が不足すると、筋膜は乾燥し、摩擦が増えて硬くなる。結果、関節の拘縮に繋がり動きが制限され、痛みやコリの原因となる。
特に疲労や運動後は、筋膜の水分量が減少していることが多い。
その状態で無理に動くと、関節や筋肉に過剰な負担がかかり、怪我や慢性痛に直結する。
つまり、水分補給は単なる“のどの渇き対策”ではなく、筋膜と関節の“潤滑油”を補給する役目がある。
普段から意識して水を摂ることで、筋膜の滑走性を維持し、動きやすく、疲れにくい体を作れる。
💧水分摂取の目安
- 体重 ÷ 30(kg)で1日の水分量を計算
- 60kgなら約2リットル
- お茶やコーヒーは利尿作用に注意
- こまめに少量ずつ、常に水を手元に置く習慣を
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