「腰の痛み、実は“首”が原因だった!?」
毎日のように訪れる腰痛患者。その多くに見られるのが仙腸関節や腰仙関節の引っかかりだ。特に「横座り」をする習慣のある人は、腰仙関節にズレが生じやすく、腰痛の原因になりやすい。
腰仙関節のズレは調整で改善できるが――驚くことに、首(上部頚椎)の調整で腰の不調が改善するケースも少なくない。首と腰は密接に関連しており、腰仙関節の不調が首の影響を受けている場合、腰への直接的なアプローチでは改善しにくいのだ。
実際、動作検査で腰仙関節のズレがある数人に施術を試したところ、首に問題がある人は首を整えることで腰仙関節も改善。逆に、首に不調がない場合は腰そのものにアプローチが必要だと分かった。
つまり――痛みの本当の原因は一部位に限定できない。腰痛を改善するためには、首から腰まで「全体を診る」ことが不可欠なのだ。
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