腰痛の原因は姿勢だけじゃない!筋膜と水分不足にも要注意
誰もが一生に一度は経験するといわれているのが「腰痛」。
軽い違和感から、その場で動けなくなるほどの痛みまで、原因も症状も人それぞれです。
■ 座り姿勢が腰痛を招く
腰痛の原因で最も多いのが、座り姿勢です。
座っている姿勢は、立っている時よりも接地面が広く、重力の負担を分散しやすい一方で、「楽な姿勢=体を支える筋肉を使わない姿勢」になりがち。結果、背中が丸まりやすくなる。
事務仕事のように長時間座る方は、背筋を伸ばした姿勢を保つのが難しく、背中や腰の筋肉・関節が固まりやすくなるのです。
■ 筋膜と水分不足の関係
腰痛の中でも、突然起こる「ぎっくり腰」は筋膜の損傷が原因のことが多い。
筋膜とは、筋肉全体を包んでいる薄い膜で、伸縮性があり滑らかな動きをサポートしている。
ところが、水分不足になると筋肉の柔軟性が低下し、筋膜が「よじれる」「癒着する」ことで裂けてしまうことがあります。これが痛みの正体です。
■ 治癒の流れと注意点
傷ついた筋膜は通常、1週間ほどで修復します。
しかし、初期対応を誤ると治りが遅れ、2週間〜1か月経っても違和感が残ることがあります。
無理なストレッチやマッサージを避け、冷却や安静を心がけることが大切です。
■ 腰痛を予防するには
- 長時間座るときは、こまめに立って体を動かす
- 水分をしっかり摂る(1日1.5〜2Lを目安に)
- 背もたれに頼りすぎず、骨盤を立てて座る
- 筋膜リリースやストレッチで柔軟性を保つ
腰痛は「姿勢」だけでなく、「筋膜」と「水分バランス」も深く関係しています。
日常の小さな習慣を見直すことで、腰の健康を守りましょう。








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