「水分不足は、筋肉と関節の敵だ」
寝ているときに突然ふくらはぎがつる──こむら返りを経験したことがある人は多いはず。背伸びや正座でも、全身のどこでも起こる。原因の多くは「運動不足」と「水分不足」。筋肉が収縮しにくくなり、柔軟性が低下している証拠だ。
筋肉は水分を蓄えて関節をまたぎ、体を支えている。その働きが鈍れば、ぎっくり腰や寝違えといったトラブルも引き起こす。単に「水を飲めばいい」というわけでもない。電解質バランスが崩れていれば、水を飲んでも体液は薄まるだけ。お茶やコーヒー、アルコールは水分補給にはカウントされない。
目安は1日2リットル。しかし体格、生活、そして季節によって必要量は変わる。今年のような猛暑では、屋外仕事やスポーツで大量に汗をかくならさらに必要だ。
水分補給は「何を飲むか」が勝負。
- 電解質が崩れているときは経口補水液(高血圧の人は注意)
- 汗を大量にかいたときは吸収が早いスポーツドリンク
- 風邪で食欲がないときはカロリー補給できるポカリスエット
シーンに合わせて正しく飲めば、筋肉と関節のパフォーマンスは守れる。
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